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ふくい地域ニュース

犠牲の福井商高生悼む 東南海地震

校内の碑に40人献花

 太平洋戦争中の一九四四(昭和十九)年十二月七日に発生した東南海地震で、愛知県半田市の飛行機工場で学徒動員中に亡くなった福井商業高校の三十六期生七人を悼む献花式が七日、福井市乾徳四丁目の同校で営まれた。同窓会員ら四十人が本館前庭の「殉難学徒の碑」の前に白菊を供え、冥福を祈った。

殉難学徒の碑に白菊を供える山崎武雄さん(中)=福井市の福井商業高校で

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 碑は六二年に同期生たちが建立して慰霊してきたが、高齢化に伴って同窓会の「福商会」が引き継ぎ、毎年この日に営んでいる。

 式では全員で黙とうをささげ、犠牲になった七人と同期生の山崎武雄さん(88)=福井市順化二丁目=が「かけがえのない命を奪った悲惨なあの日に思いを込める。七十三年がすぎ、忘れ去られないことを願う」とあいさつした。

 福商会会長の勝木伸俊さん(70)は「殉難の歴史を後世に伝えていくことを固く誓う」と慰霊の言葉を述べ、会員一人一人が献花した。

 東南海地震は、紀伊半島南東沖を震源とするマグニチュード7・9の地震。山崎さんによると、七人は工場が倒壊し、逃げ遅れた。 (山口育江)

 

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