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伝統行事始まる 「堂の餅」地元児童も担ぐ

 越前市粟田部町

 越前市無形民俗文化財に指定される越前市粟田部町の伝統行事「堂の餅」が十二日、始まった。当番の男衆らが法被姿で、用意した餅を地元の岡太(おかふと)神社に奉納した。

堂の餅を体験するため、餅が入った大半桶を担いで体育館内を歩く児童たち=越前市花筐小学校で(蓮覚寺宏絵撮影)

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 粟田部に住んでいたとされる継体天皇が、約千五百年前に大和国(奈良県)の磐余玉穂宮(いわれたまほのみや)に遷都した際、粟田部の住民と餅を贈り合って祝ったことが始まりとされる。現在では岡太神社の「堂」と「宮」の二つの講からそれぞれ当番が選ばれ、当番宅で用意した餅を「大半桶(だいはんぎ)」と呼ばれるおけに入れて担ぎ、「目出たなぁーあ かろぞーや コラホイ チョイチョイ」と堂の餅唄を歌って町内を練り歩きながら岡太神社に運ぶ。

 この日は十四人の男衆が早朝から取り組み、地元の花筐(かきょう)小学校にも立ち寄った。児童たちはおけに入った餅を見たり、大半桶を担いだりして地域の伝統文化に触れた。

 世話方の宮田尚一さん(79)は「子どもたちには将来、しっかりと伝統を受け継いでほしい」と話した。奉納した餅は十三日に、講に入る住民に配られる。 (山内道朗)

 

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