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大鳥居「塗って、研いで」 敦賀・気比神宮覆い屋の中、公開

年末年始お披露目

大鳥居の柱に塗られた赤い漆を紙やすりで削る作業員=敦賀市の気比神宮で

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 国指定重要文化財の敦賀市曙町の気比神宮大鳥居(高さ十一メートル)の修復工事現場が六日、公開された。鉄骨で足場が組まれた覆い屋の中で、漆を重ね塗りする前に削る作業が丁寧に進められていた。工期は十二月末まで。年末年始のお参りでは、生まれ変わった姿が見られる。

 大鳥居は一六四五年に建立。江戸時代から約三十年ごとに劣化した漆の塗り直しなどの修復が行われている。

 漆の塗り直し作業は下地の木の補修から始める。へこみを木くずなどで埋めて、赤い漆を塗り直す。潮風や日光による劣化を防ぐため、三〜五層重ね塗りする。

 雨天の六日は、作業が難しくなるので漆塗りは中止。合間の「中塗(なかぬり)研ぎ」と呼ばれる作業が行われた。重ね塗りをする前に漆を研ぎ、厚みをそろえつつ、表面を凹凸にして次の漆が乗りやすくする工程。作業員は塗りたてでところどころ光る柱を紙やすりで丁寧に削っていた。

 現場の管理責任者は「昔の姿を残すことが大事。色を塗った後は光沢があるが、次第に赤色が鮮やかになる。その移り変わりも面白い」と話した。

 総事業費は約八千三百万円。国、県、市の補助を受けて、気比神宮が昨年十二月から行っている。 (米田怜央)

 

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