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「泰澄作秘仏」17年ぶり 十一面観世音菩薩立像 あわらで公開

17年ぶりに公開された「十一面観世音菩薩立像」に手を合わせる住民ら=あわら市北本堂の神明神社で

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 あわら市北本堂の神明神社で十二日、市指定文化財「十一面観世音菩薩(ぼさつ)立像」が十七年ぶりに一般公開された。多くの住民らが訪れ、泰澄大師の自作と伝わる秘仏を拝んでいた。公開は十四日まで。

 像は高さ一・七六メートルと大型で、頬の張りがふくよかな顔立ち。ヒノキ製が多い中、堅いケヤキ一本で全身を丸彫りするなど材質的な特徴もあり、平安時代中期の製作とみられる。寺の本尊だったものが、改宗などで神明神社に移されたという。現在は一九六七(昭和四十二)年に再建された神社境内にある観音堂に安置されている。

 初日は午前八時半から観音堂で御開扉法要が営まれた。寂静寺の篠崎朗子住職の読経に合わせ、訪れた住民ら五十人が手を合わせていた。区長の篠崎勇次さん(66)は「千三百年守ってきた秘仏を次の世代に残していきたい」と話し、住民の篠崎フジヲさん(78)は「嫁に来てから三回目。十七世帯の小さい地区だが、若い人に継続して守ってもらいたい」と願った。

 公開時間は午前八時〜午後七時。

 (中田誠司)

 

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