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福井発

ナポレオン石「大野の宝」 1965年に発見・市指定記念物

市役所で展示・学芸員、寄贈者が解説

ナポレオン石について説明する酒井佑輔学芸員(左)と寄贈者の斉藤充さん=大野市役所で

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 市民から寄贈された大野市指定記念物「ナポレオン石」が市役所ロビーで展示され、十一日には、市教委学芸員や寄贈者による解説や発見経緯などの説明があった。

 ナポレオン石は、マグマが地下深くで時間をかけて固まった深成岩の一種。黒っぽい有色鉱物と白っぽい無色鉱物によって、球状の模様ができるのが特徴。十九世紀のフランスの皇帝ナポレオンが生まれたコルシカ島が有名な産出地であることから、学術名は「ナポレオナイト」。日本では球状閃緑岩や菊面石などとも呼ばれる。

 展示している石は高さ五十五センチ、幅八十五センチ、奥行き四十センチ、重さ三百七十キロ。同市中荒井町の無職斉藤充さん(72)が一九六五(昭和四十)年九月に同市森政領家の真名川河川敷で発見し、昨年十一月、市に寄贈した。

 この日は斉藤さんと学芸員の酒井佑輔さんが、来庁者らに説明。酒井さんはナポレオン石について、日本など火山が多い国でもごくわずかでしか見つからず、国内では大野市を含めて四カ所でしか確認されていないことなどを説明。六〇年代の石ブームで、ナポレオン石が産出する同市下若生子の中足谷が荒らされるなどしたため、六五年七月に市が記念物指定をして保護したと紹介した。

 斉藤さんは奥越集中豪雨後に真名川で見つけた経緯などを語り、「市が誇れる宝。目に触れるところに置いてもらい親しんでほしい」と思いを語った。展示は三月二十九日まで。四月以降は市博物館での展示を予定している。 (山内道朗)

 

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