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「農対労使」の対決構図 農政連は杉本氏推薦

集票力誇る3団体一致せず

 県JAグループの政治団体「県農政連」は十一日、四月の知事選で前副知事の杉本達治氏(56)の推薦を決めた。県内で大きな集票力を誇る三団体の一つで、同じく県経済団体連合会(県経団連)と連合福井はいずれも現職の西川一誠氏(74)を推薦している。三団体は過去四回の知事選でそろって西川氏を推薦したが、今回は対応が分かれ、「農対労使」という支援組織の対決構図となった。 (尾嶋隆宏)

 三団体は、一九八七(昭和六十二)年から四期務めた前知事の栗田幸雄氏の時代にさかのぼっても、推薦の対応が分かれたことはなく今回は異例の状況となる。

 県農政連によると、会員に当たる盟友は三万五千人で、盟友以外のJA関係者も含めた五万人に杉本氏支持を広げていく。この日、福井市の県農業会館で会見した北島友嗣会長は「杉本さんは農業を基幹産業と考えている。まだまだ杉本さんの名前は広がっていない。市町議らと連携し草の根運動で広げていく」と述べた。

 一方、西川氏を推薦している県経団連は、県商工会議所連合会や県商工会連合会、福井経済同友会など十七団体で構成され、経済団体としては県内最大の組織。連合福井には県内企業の労働組合員ら約四万人が加入している。「実績があり、結果を残している」(横山龍寛連合福井会長)として西川氏の支持を決めている。

 両氏の事務所によると、企業・団体からの推薦数は十一日現在、西川氏が七百件弱、杉本氏が約六百件という。政党による推薦は、自民党が県連レベルで杉本氏に決めた以外はまだ出されていない。

 両氏はともに総務省出身で、福井県では知事と副知事の関係だった。このため「総務省OB対決」「上司と部下の戦い」として、全国からも注目を集めている。知事選には、県議の中井玲子氏(60)も立候補を表明している。

 

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