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坂井高生に技術デザイン賞 高校生対象の「エコデンレース」

エコデンレースで技術デザイン賞を獲得した坂井高校の「InitialK(イニシャル・ケー)」と(左から)北川竣也さん、田中一生さん、北野翔聖さん、上木拓未さん=坂井市の坂井高校で

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狙った賞獲得「うれしい」

 坂井市の坂井高校機械・自動車科自動車コース三年生四人が、木製ボディーの電気自動車(EV)で高校生を対象にした「’18エコデンレース」に出走し、技術デザイン賞に輝いた。同賞を狙っての車作りだっただけに、メンバーは「達成できてうれしい」と喜んでいる。

 大会は先月、大阪府吹田市の万博記念公園で実施。三二七・六メートルのコースを舞台に、ミニバイク用バッテリーを使い四十分間で何周走れるかを競う。二十四回目の今年は全国から八十二チームが出場した。

 坂井高チームは北川竣也さん(18)をリーダーに、主にブレーキ担当の田中一生(かずき)さん(17)、鉄材切断・加工の北野翔聖さん(17)、タイヤ取り付け角度調整の上木拓未さん(18)の四人。

 EV「Initial K(イニシャル・ケー)」は全長約二百四十センチ、幅六十センチ、高さ五十五センチ、車重二十五キロ。車輪やブレーキなどは自転車用を流用した。「速さよりデザインで勝負したい」と、昔のF1カーのスタイルを参考に合板で車体を製作。木の色や質感が残るように透明塗料を使い、タイヤを覆うフェンダーは軽いバルサ材を曲線に沿って貼り付け、クラシックカー風に前後をとがった形にした。四人は課題研究の一環で四月から設計やデザインに着手。九月からの車体製作では、国体や文化祭などで時間が取れない中で取り組んだ。

 同賞は、坂井高では前身の春江工業高を含め初めて、県内でも二年前の科学技術高以来二校目。北川さんは「木製車体も多く出走し難しいかと思ったが、跳び上がるほどうれしかった」と笑顔。体調不良で現場に行けなかった田中さんは「(連絡を受けて)大声を上げてしまった」と照れた。レースは三十位で完走もし、タイヤ調整に苦労した上木さんも「うれしかった」と喜ぶ。車体軽量化までは手が回らなかったこともあり、北野さんは「製作の参考にしてもらえたら」と後輩に期待した。指導した松村隆広教諭は「目標を聞いたときに難しいかなとも思ったが、これまでやってないことに挑戦し、ちゃんと形にした」と生徒たちの努力をたたえた。 (中田誠司)

 

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