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福井発

宮古島へ行ってきます サポート整えハードル越す

県内の重度心身障害者4人

宮古島への旅に出発する一行=永平寺町の「はぁもにぃ永平寺」で

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 心身に重度の障害がある永平寺町と坂井市の男女四人が二十三日、沖縄県宮古島への三泊四日の旅行に出発した。親や看護師らを含め一行は十八人。「諦めていた」という親たちは、支援者に背中を押されて旅を決断した。同じような境遇の人たちに「私たちも行けるかも」と感じてもらえたら、と願っている。

 四人は、二〇一五年に開設された重度心身障害児者福祉サービス事業所「はぁもにぃ永平寺」(永平寺町松岡神明一丁目)に通う仲間。十七〜二十六歳で、うち二人はたんの吸引や経管栄養などの医療的ケアを必要としている。

 飛行機移動時の気圧変化による体調の悪化、姿勢保持用の荷物が大量にあること、医療機器の扱いに制限があることなど、重度の心身障害者にとって、遠方への旅行はハードルが高い。同事業所を運営するNPO法人「はぁもにぃ永平寺」代表理事で、自身も障害のある子どもがいる川満弓子さん(51)=永平寺町=は「旅行なんてほとんど諦めていた」と語る。宮古島は夫の故郷。娘(17)はまだその地を踏んだことがなかった。

 昨年十一月、支援者から「大丈夫だよ。いろんな人が助けてくれるよ」と声を掛けられたのがきっかけだった。ハンディのある人たちの旅行をサポートする一般社団法人「くくる」(那覇市)の鈴木恵代表ら多くの人が協力してくれた。川満さんは「さまざまな支援で実現した旅。同じような境遇で旅を夢見る人の後押しになれば」と話している。 (藤共生)

 

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