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福井発

県選抜1点差に泣く

ハンドボール少年女子1回戦福井−山口後半終了間際、古谷優沙が同点を狙ってゴール前に切れ込みフリースローを獲得する=永平寺町の北陸電力福井体育館で(福田正美撮影)

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 福井国体は十三日、永平寺町の北陸電力福井体育館などで行われ、県勢はハンドボール成年男子の県選抜が佐賀に7メートルスローコンテストの末、28−29で敗戦。少年女子の県選抜も山口に26−27で敗れ、いずれも一回戦敗退となった。クレー射撃はトラップ、スキートの両種目が始まり、県勢は五選手が出場した。

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少年女子 山口に26−27

声援背に終盤までリード

 勝負は時に残酷だ。ハンドボール少年女子一回戦。相手は今夏のインターハイで、1点差で敗れた山口県。ホームの大声援を背に、県選抜は死力を尽くして戦った。26−27。またしても1点差に泣いた。

 会場を埋め尽くした人、人、人。県選抜の主体である福井商高のクラスメートら二百人以上が駆けつけた。チアリーダー部「JETS」のメンバーが応援に花を添え、西川一誠知事や開催地の永平寺町の河合永充(ひさみつ)町長も声をからした。

 三年前から準備してきたパスを回す攻撃がさえた。成長株の森国真夕が両チーム最多の8得点で引っ張る。試合残り15分で22−18のリード。ところがここから暗転した。

 相手は丁寧にコースを突き、シュートを決める。県選抜は焦りを募らせて攻めあぐね、残り40秒でついに逆転を許した。終盤に追い上げられての逆転負けは、まさにインターハイの再現だった。

 「気持ちの弱さが出た。自分のせいで負けた」。敗戦の責任を全て受け止めるかのようにエースの酒井優貴子は涙を見せなかった。泣きじゃくるチームメートの傍らで、どこまでも気丈だった。 (藤共生)

ハンドボール成年男子1回戦、福井−佐賀延長でも決まらず7メートルスローコンテストの末破れ、肩を落とす福井の選手たち=福井市の県営体育館で(蓮覚寺宏絵撮影)

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延長、「PK」まで粘る

成年男子 佐賀に28−29

 サッカーのPK戦に当たる7メートルスローコンテスト。仲間たちが肩を組み見守る中、相手シュートがネットを揺らした。3−4での敗戦。主将の須坂圭祐は目元を押さえ、川島悠太郎は天を仰いだ。ハンドボール成年男子一回戦。試合開始から後半終了までの60分間、1点を争う息詰まる攻防が続いた。延長後半に連続失点し24−25。流れが相手に傾きかけたところでボールを持った久保博貴が左サイドを駆け上がる。シュートと見せかけて空中でパス。川島がワンタッチシュートを決め、踏みとどまった。

 対戦した佐賀県はトヨタ紡織九州の単独チーム。県選抜の主力を担う北陸電力は、少なくともここ五年、トヨタ紡織九州から一度も勝ち星を挙げていない。組み合わせが決まった後、「ビデオが擦り切れるまで見た」と須坂。自陣深く引いてゴール正面を守り、攻撃では速攻を軸に得点を重ねた。前田亮介監督は「やることは全部できた。あとは決定力」と悔しがった。

 昨季、日本リーグで五季ぶりとなる勝利を挙げ、選手たちは勝ちの味を知っている。「じゃんけん一つにしても絶対に勝つ気持ちをチームに落とし込んだ」と須坂が言うように、最後まで全員が勝ちにいった。そうした姿を見守った応援団は、試合を終えた選手たちにねぎらいの拍手を送り続けた。 (谷出知謙)

観戦に来た人との記念撮影に応える宮崎大輔選手(中)=福井市の県営体育館で

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「面白さ見せたい」

埼玉代表宮崎選手 ハンドボール成年男子

 記念撮影やサインを欲しがる人たちが、ひっきりなしに声を掛け、快く応じていた。ハンドボール成年男子で埼玉県代表(大崎電気)の宮崎大輔選手(37)が、福井国体にきた。

 宮崎選手と言えば、ハンドボール界のレジェンド。何度も日本代表に選ばれ、二〇一七年季には通算得点で歴代単独1位なった。

 国体では初戦を快勝した埼玉県。宮崎選手は「地元の子どもたちも応援してくれて、やりやすかった」と振り返り「国体の会場は、中学校の体育館などでやることが多い。こういう広い会場でハンドボールができることは良いことだし、面白さを見せたい」と意気込みを見せた。

 日本リーグでは北陸電力と対戦することもあり、福井にもきている。好きな食べ物はカニ。試合後には「福井らしいものを食べる」と笑った。 (谷出知謙)

 

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