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県年縞博物館 あす開館 若狭町 7万年の歴史追体験

7万年かけて積もった長さ45メートルの水月湖の年縞をステンドグラスにした展示=13日、若狭町の県年縞博物館で(山田陽撮影)

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 若狭町水月湖の湖底に積もったしま模様の地層「年縞(ねんこう)」を紹介する県年縞博物館が十五日、同町鳥浜の縄文ロマンパーク内にオープンする。開館に先立って十三日、報道関係者向けの内覧会があった。 (高野正憲)

15日にオープンする県年縞博物館=13日、若狭町鳥浜で(山田陽撮影)

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 博物館の一階ではまず、円筒状のシアターに入り、年縞の形成の仕組みや、中に含まれている花粉から分かった約二万年前の水月湖周辺の景色などを、映像で学ぶことができる。

 二階に進むと、目玉となる長さ約四十五メートルの年縞が横に並べられた「七万年ギャラリー」がお目見え。二〇一四年から遡り、最深部の約七万年前の地層まで歩いてその長さを体感できる。

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 地震によって地滑りが起き、土砂が大量に積もった部分など、大きな変化が起こった年代の部分には目印が付き、QRコードを読み取ることで、自分のスマートフォンで解説を見ることもできる。

 「七万年ギャラリー」の裏側には、七万年前からの人類と気候変動に関する年表があり、年縞が物語る地球の歴史を追体験することが可能だ。

 このほか、水中ドローンが撮影した四季それぞれの湖底の映像や、世界各地の年縞が展示されている。併設のカフェでは年縞や若狭町にちなんだメニューが順次登場する予定。

 入館料は一般五百円、小中高生二百円、未就学児と七十歳以上は無料。原則火曜休館。

 年縞 水月湖の底に堆積したプランクトンや黄砂などで作られる。季節ごとに積もる物が異なるため、明暗の層が1年で一対できる。水月湖には7万年分堆積し、45メートルのしま模様を形成している。しまの数を数えることで、地層の年代が正確に分かることから、考古学や地質学における「世界標準のものさし」と呼ばれている。

 

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