トップ > 日刊県民福井から > 福井発 > 記事

ここから本文

福井発

並行在来線 相互乗り入れ 知事合意

福井と石川 乗り継ぎ割引も

 二〇二三年春の北陸新幹線敦賀開業に伴い、JRから経営分離される金沢−敦賀間の並行在来線について、福井、石川両県は九日、並行在来線の相互乗り入れと乗り継ぎ割引制度を導入することで合意した。利用者の負担増加を抑制するのが狙い。両県でつくる並行在来線連絡調整会議で具体化の検討を進め、二〇年に予定する各県の経営計画に反映させる。

 西川一誠福井県知事と谷本正憲石川県知事が九日、石川県小松市内で懇談し、申し合わせた。並行在来線の安定経営に向け、両県の連携を強め、国やJRに対して支援協力を要請していくことも確認した。

 西川知事は、富山県境から金沢までの石川県の取り組み状況などを確認し「先輩の石川からアドバイスをもらいながら結果を出せるようにやりたい」と強調。谷本知事はこれまでの実績などに触れ「何もしなければ運賃が跳ね上がり、反発を受ける。何より利用者は県域を超えて利用している」と述べた。

 並行在来線は各県それぞれ独自の鉄道会社が運行させる。一五年春の金沢延伸以降は、富山、石川両県の鉄道会社が県境をまたいだ形で開業前の運行本数を維持し、利用者の利便性を確保している。県境をまたぐ区間は運行会社が異なり、割高な初乗り運賃が二重に発生するため、乗り継ぎ割引制度を導入し、JRが運行時の運賃の一・一七倍に抑制した。

 このほか、北陸新幹線敦賀開業の効果を最大限に引き出すため、谷本知事が「広域観光ガイドブックの作成検討」を提案。谷本知事は「観光客の満足度を高めるため、広域的な受け皿をどうつくっていくかが重要だ」と述べ、西川知事も「オンリーワンの観光資源をアピールすることが大事」との考えを示した。 (田嶋豊)

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索