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養豚業者 対策に万全 消毒作業を徹底

あわらと越前市

 岐阜市での豚コレラ発生に、県内の養豚業者らも不安を募らせる。あわら市北潟の富津地区では、特産のサツマイモ「とみつ金時」で育てた「とみ金豚(きんとん)」の出荷の真っ最中。昨年の三倍の三十頭を県外内に出荷させるブランド化本格始動の年とあって、関係者は消毒作業の徹底に注意を払っている。

 「中国で豚コレラが発生した先月から気にしていた。岐阜で発生するとは」と驚くのは、養豚に向けて地元の若手農家らでつくった「とみつ」社長の吉村智和さん(41)。電気柵で囲った放牧地の周辺に定期的に消毒用の消石灰をまき、給餌の際は長靴底を消毒液に浸すなど、飼育管理をこれまで以上に徹底させた。

 昨年は十頭を飼育して出荷し、手応えを得た。今年は放牧地を一つ増やして三カ所に。吉村さんは「うちの豚に変化はなく、元気いっぱい。無事に出荷したい」と話す。

 養豚業者が多い越前市の関係者らも、感染ルートがはっきりしない状況を不安がる。安養寺町で約千頭を飼育する睦美ファーム代表の時岡伸さん(65)は「出荷先や餌の搬入業者など関係業者の情報が伝わってこない」と情報不足に悩む。出入り業者の自動車も消毒するほど病気対策に努めているが「イノシシに感染すると拡大につながる。近くの山にもいる」と危機感を募らせた。白山(しらやま)地区で三百頭ほどを飼育する業者は、感染を防ぐため「入って来る人を制限する必要がある」と話した。 (北原愛、山内道朗)

 

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