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永平寺町が来春診療所 福井大病院と連携し開設

永平寺町立診療所の建設予定地=永平寺町松岡兼定島で

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24時間対応の訪問診療

 永平寺町は、福井大病院と連携して町立診療所を来春、開設する。二十四時間対応の訪問診療などに当たる「在宅療養支援診療所」の機能を持ち、幅広い診療知識を持つ「総合診療医」を配置し、地域住民が在宅で安心して診療を受けられる医療を目指す。

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 建設場所は福井大病院に近い同町松岡兼定島で、老朽化した高齢者健康施設を取り壊し、跡地に新築する。来年四月に開業を予定。福井大病院は、町立診療所の指定管理者として医師を派遣し運営を担う。建設費や備品購入費など整備費は一億六千八百九十三万円で、うち県から四千七百十万円の補助を受ける。町と県が二〇一八年度一般会計補正予算案に、それぞれ整備費を計上した。

 在宅医療(訪問診療)は、通院、入院に次ぐ第三の医療として位置付けられ、住み慣れた自宅で療養したいという患者の要望、介護との連携、入院病床の削減といった観点から、国も診療報酬の増額などで在宅医療を推進している。

 総合診療医は、特定の臓器や診療科に限らず、あらゆる観点から患者を診る医師で、在宅医療の中心となる担い手。福井大病院は総合診療医の育成に力を入れており、町立診療所は臨床経験を積む場としても期待される。

 こうした動きは町内の医師にも歓迎されており、同町松岡芝原二丁目で「坂の下クリニック」(内科・消化器科・外科)を営む粟田浩史(ひろふみ)医師は「地域医療を担う地元の開業医は外来診療の合間をみて往診しているが、多くの患者の在宅医療まで手が回らない状態。行政と大学が協力して在宅医療に取り組むことは喜ばしいこと」と話す。 (藤井雄次)

 

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