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福井発

観光列車導入 県が検討 並行在来線収支改善に

一般質問

 県議会は五日、本会議を再開し、十一議員が一般質問した。二〇二三年春の北陸新幹線敦賀開業に伴い、JRから経営分離される並行在来線(石川県境−敦賀間)について、県は収支改善策の一つとして観光列車の導入を検討する方針を示した。

 小堀友広議員(県会自民党)が質問した。全国に並行在来線会社は八社あり、うち四社が観光列車を導入済み。車両の外観・内観に特徴を持たせ、車窓の風景や地元食材を生かした食事などを提供している。

 豊北欽一総合政策部長は「沿線の観光資源やイベントなどを組み合わせて、どうおもてなしするか。運行させる区間や曜日、便数など、採算性が取れる料金設定をどうするかなどの課題もある」と説明。全国の先行例を参考に、県並行在来線対策協議会で検討する意向を示した。

 しなの鉄道(長野)は一四年七月から、長野−軽井沢間などで観光列車「ろくもん」を運行している。車両は戦国武将の真田幸村が用いた武具の濃い赤を基本色に、家紋の六文銭を金色で配置。内装は県産材をふんだんに使用し、車窓からは高原の豊かな自然が望める。ブドウ狩りやワイナリー見学をコースに組み入れるなど、年間の営業利益は二千万円に上る。

 福井県の収支予測調査では、並行在来線会社は開業初年度に八億円の赤字が見込まる。

 西川一誠知事は収支改善策として、ダイヤの再編成や快速列車の運行、新駅の設置、パークアンドライド駐車場の整備、小売業・旅行業といった関連事業の実施が重要と指摘。同協議会で検討し、経営計画に盛り込むとした。 (山本洋児)

 

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