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福井発

大地震に備え物資輸送訓練 福井港

大型浚渫兼油回収船「白山」から緊急支援物資を運び出す参加者ら

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12関係機関・団体

 福井県沖での大規模地震発生に備えた緊急支援物資輸送訓練が二日、坂井市の福井港であった。同市と国土交通省北陸地方整備局など十二の関係機関・団体が、相互協力体制確立と防災力強化を目的に実施した。

 災害時の緊急支援物資輸送訓練が福井港で実施されるのは初めてで、約二百人が参加した。地震発生から二十四時間が経過し、津波で転覆したタンカーから重油が流出。港湾施設も被災し、道路が寸断され孤立集落があるとの想定で行われた。

大型高所放水車のクレーンを使った救助訓練。奥に見えるのが大型浚渫兼油回収船「白山」=いずれも坂井市の福井港で

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 坂井市などの沿岸に大きな被害をもたらしたナホトカ号重油流出事故(一九九七年)を教訓に新潟港に配備された大型浚渫(しゅんせつ)兼油回収船「白山」(四、一八五トン)が参加。船の両側に装備した装置を使い、港内を航行しながら重油回収の手順を確認した。白山は東日本大震災や熊本地震で被災地への支援物資輸送にも当たっており、接岸した白山からの給水や救援物資積み降ろしの作業も行った。

 貨物船転覆を想定した訓練では、大型高所放水車が、海に落ちた作業員をクレーンでつり上げて救助したり、巡視艇「あさぎり」やタグボート「巌龍」と連携して火災鎮圧のための放水をしたりした。ドローンを使った港湾施設や岸壁の点検訓練もあった。

 訓練に先立ち、坂本憲男市長は「被害を最小限にし、円滑に支援活動するには関係機関の連携協力が必要不可欠で、官民一体の訓練は非常に有意義」とあいさつした。 (中田誠司)

 

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