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いざ プログラミング教育 来月から 福井の小5全員が学習 

研修でパソコンを操作し、小型の基板(手前)に記号などを表示させる教員ら=福井市中藤小で

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教員50人 教材使い研修

 福井市教委は十月から、市内の全小学校の五年生対象に、プログラミング教育を始める。二〇二〇年に必修化されるのを前に準備を進める狙いがあり、全児童を対象に実施するのは県内初。これまで教えたことがない教員がほとんどで、夏休み期間に準備に追われた。 (片岡典子)

 昨年告示された新学習指導要領には、小学校でプログラミングが必修化されると明記されている。文部科学省が三月に公表した手引には、プログラミング教育を通して、論理的思考を養うことなどが目標として示された。

 市教委では、昨年度から準備を開始。修学旅行のある六年生に比べて時間が取りやすく、パソコンの操作にも習熟している五年生の総合学習の中で、全児童にプログラミング体験の時間を年間、五時間設けることを決めた。

 県と鯖江市両教委によると、県内では鯖江市で、クラブ活動で希望者にプログラミング教育を実施している。他の市町は教委が実施方法などを検討している段階で、全児童を対象にするのは福井市が初となる。

 夏休み期間中の八月七、二十二両日には、市教委が、教材を実際に使った教員向けの研修会を開催。二日間で、五年生の担任約五十人が参加した。パソコンの画面上で、「一時停止」「表示を消す」などと指示の書かれたブロックをドラッグして並べ、発光ダイオード(LED)やセンサーなどの付いた小型の基板にアルファベットなどを表示させたり、点滅させたりした。

 湊小の奥田玉衣教諭はプログラミングを体験したのはこの研修が初めて。「やってみると簡単だった」と驚く。「自分が作ったものが実際に動くと、子どもたちも興味を持ってくれそう」と話す一方、「プログラミングを学ぶ意義を自分もしっかり勉強してから、授業に臨みたい」と気を引き締めた。

 市教委では、希望があれば、学校単位でも研修を開き、十月の授業開始に備える。奥村栄司郎指導主事は「今は試行錯誤の段階だが、これからプログラミング教育を広げていく第一歩になれば」と話した。

 

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