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ひたむきに挑む 選手の大半“転向組”

地元で初の国体に挑むラグビー女子の県選抜チーム=福井市の県営陸上競技場補助競技場で

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 ラグビー女子県選抜 

 激しいタックルやスピーディーなパス回しに、それぞれの持ち味が出ている。初めての国体に地元で挑むラグビー女子(七人制)の県選抜チームは、バスケットボールや陸上など他競技から転向した選手が大半を占める。競技性の違いに戸惑いながらも、ひたむきに練習を積み重ね、全国の舞台で勝負できる力を身に付けた。 (中場賢一)

 ラグビー女子は、二〇一六年の岩手国体で初めて正式競技に採用された。県内ではこの年、本格的にチームづくりが始まったものの、わずか二人でのスタートだった。県ラグビー協会の玉井康弘理事長(54)らは選手集めに奔走。他競技の有力選手や保護者らに直接会い、ラグビーの魅力を伝えた。

 熱意は受け止められた。バスケットや陸上、ハンドボール、バレーボールで活躍した選手が集まり、現在は十、二十代の十三人が所属する。昨年の北信越国体では準優勝し、本国体出場へあと一歩まで迫った。

 ラグビーは危険が伴う競技。玉井理事長は「人を倒し、倒されることに戸惑いもあった」と選手たちの苦悩を明かす。それでも地道に練習を繰り返し「タックルの技術が上がってきた」と評価する。

 四月にメンバー入りした上田美鈴選手(27)は、陸上の日本ジュニア選手権100メートル障害で優勝したこともある実力者。「球技をあまりやってこなかった。仲間と走りながらのコミュニケーションも大変」と個人競技とは違う難しさを感じつつも、激しいタックルに「だいぶ恐怖心がなくなってきた」。陸上で鍛えた脚力でトライを狙う。

 バスケットボールから転向した辻崎由紀乃主将(24)はチームに手応えを感じている。「選手の個性も分かってきて、一つにまとまってきた」

 ラグビーは小浜市総合運動場陸上競技場・多目的グラウンドで九月三十日〜十月四日に実施。成年男子と少年男子も行われる。「ホームの力は大きい」と辻崎主将。初出場の国体で、初入賞を目指す。

 

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