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チームふくい 調整追い込み 天皇杯獲得へきょう壮行会

福井国体の開幕が迫り、練習に熱が入るホッケー成年男子の選手たち=越前町人工芝ホッケー場で(蓮覚寺宏絵撮影)

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 県内各地に設置されている福井国体・全国障害者スポーツ大会(障スポ)のカウントダウンボード。九月二十九日の開幕までの日数を知らせる数字が、三十日でちょうど「30」になった。正式競技の三十七競技では可能な限りの強化策が施され「チームふくい」の戦力は整った。天皇杯獲得(男女総合優勝)へ。選手たちの調整は最後の追い込みに入っている。 (谷出知謙)

■補 強■

 強化策で大きなウエートを占めたのが、選手の補強だ。四月一日現在で、成年(社会人、大学生など)は、日本代表クラスで県外を拠点にした練習が可能な県スポーツ協会の特別強化コーチを九十六人、就職支援制度「スポジョブふくい」で県内に就職した二百四十四人、県内の高校などに在籍した「ふるさと選手」百六十六人の計五百六人を確保。少年(中高生)も県外から百三十六人を獲得した。

 県内外の優秀な指導者をスーパーアドバイザーとして配置しているほか、体のケアをするフィジカル、心理的サポートをするメンタルの各トレーナーも選手を支える。県の担当者は県外の大会に出向いてライバルとなる都道府県の戦力を分析し、各競技団体と対策を練ってきた。

■課 題■

 天皇杯獲得の鍵は、無得点競技の解消と少年種別の躍進にある。昨年の愛媛では十三競技が無得点に終わった。戦力は各競技で異なり、競技別の総合優勝を狙う十三競技と入賞を狙う二十四競技で、県は強化対策を講じた。

 成果が表れたのは、福井国体の得点につながる冬季国体。これまで無得点競技だったアイスホッケーとスケートで入賞ラッシュとなり、スキーも加えた冬季国体終了時点の順位は6位。国体で二連覇中の東京との差はわずか16点だ。

 ただ、今夏の全国高校総体(インターハイ)では、バスケットボールやバレーボールなど期待されていた団体競技がつまずいた。愛媛国体で、チームふくいは成年の得点が63・2%を占めた。優勝した東京は成年55%、少年45%とバランスがいい。少年には、愛媛で獲得した437・5点の倍の得点が求められる。

■1カ月■

 最も高い競技得点を得られる団体競技の一つ、ホッケーは県勢の“お家芸”でもある。日本リーグに参戦する福井クラブを主体にした成年男子は今年になって練習日を増やし、精力的に練習試合もこなしてきた。

 そんな中、本番までに各競技団体関係者らが神経をとがらせているのが「けが」だ。福井は人口が多い都道府県と違い、選手層が薄い。一人でも欠くと、戦力ダウンにつながる。

 福井国体の出場選手は固まった。三十日には壮行会が開かれ、会期前競技のビーチバレー(九月九〜十一日)を皮切りに戦いが始まる。悲願達成には、万全の状態で臨まなければならない。

 国体総合成績  男女総合の天皇杯と女子総合の皇后杯がある。各競技に出場すれば10点ずつ与えられる参加得点と、各種別・種目の8位入賞までが得られる競技得点の合計で競う。優勝した場合の競技得点は、団体競技はチームの人数によって異なり、フェンシングなど2〜4人は24点、バスケットボールなど5〜7人は40点、ホッケーなど8人以上は64点。個人競技は8点。天皇杯獲得には、団体競技での入賞が欠かせない。

 

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