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FGT導入困難 国交省正式表明

北陸新幹線へのフリーゲージトレイン導入は困難との報告があった与党PTの会合=東京・永田町の衆院第2議員会館で

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与党PT「丁寧に地元説明」

 新幹線と在来線を相互乗り入れできるフリーゲージトレイン(FGT、軌間可変電車)について、国土交通省は二十七日、北陸新幹線への導入は困難と正式に表明した。車両開発の前提だった九州新幹線で既に導入断念が決まり、運行主体のJR西日本も投資効果がないと判断したため。

 東京・永田町で開かれた与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(与党PT)の会合で、国交省鉄道局の蒲生篤実局長が説明した。会合終了後、自民党政調会長の岸田文雄座長は「与党PTとして、国交省に開発経緯を踏まえ、地元への説明など丁寧に対応するよう求めた」と述べた。

 北陸へのFGT導入は、敦賀開業後、全線開業までの暫定措置として計画があった。国交省の表明を受け、西川一誠知事は「国交省およびJR西は、敦賀駅での乗り継ぎ特急の全便確保、大阪・名古屋方面からの特急の乗り入れなどを実施すべきである」との談話を発表した。

 一七年三月、敦賀開業後も福井駅までの特急存続を求める意見書案を可決した県議会。山本文雄議長は、全線開業まで敦賀駅で乗り換えが生じるとし「県民の利便性向上を第一に、どのような代替策を講じるのか早急に検討する必要がある」とコメントした。

 FGTは、二十年余りの開発で五百億円が投じられた。国交省は、近畿日本鉄道が在来線区間でFGTの活用を検討していることから、今後も開発を継続する。 (山本洋児)

 

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