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福井発

2原発事故想定訓練 住民最多1万7300人参加

洋上に待機する掃海母艦「ぶんご」に次々とヘリで半島部の負傷者を搬送して医療拠点とする訓練(左奧は海水浴客でにぎわう水島)=26日、敦賀市の天筒山山頂展望台から写す(福田正美撮影)

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半島 ヘリ、船舶で避難

 関西電力大飯原発(おおい町)と高浜原発(高浜町)の同時事故を想定した国による原子力総合防災訓練は二日目の二十六日、福井、京都、滋賀の三府県の住民が参加する大規模な避難訓練を実施した。二日間で過去最多の住民一万七千三百人が参加。この日の訓練では、孤立の恐れがある福井県内の半島部で、ヘリコプターや船舶など複数の手段を活用し、避難の実効性を確認した。 (鈴木啓太)

ヘリで掃海母艦「ぶんご」へ負傷者役を搬送する防災訓練=26日、敦賀市の敦賀湾で、本社ヘリ「まなづる」から(浅井慶撮影)

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 両原発からいずれも三十キロ圏にある県内の四つの半島部では、陸上自衛隊の大型ヘリや車両、海上自衛隊の船舶などを使って住民を輸送した。敦賀湾には医療設備を備えた海自の船舶を停泊させ、半島部の負傷者を搬送して応急処置する初の訓練もあった。

 福井県では千五百三十四人がバスや自家用車で広域避難し、そのうち六百三十四人が兵庫県宝塚市など同県内の五市町へ移動。京都府綾部市などで放射線の有無を調べるスクリーニングや、甲状腺被ばくを防ぐ作用のある安定ヨウ素剤に見立てたあめを配る訓練もあった。

 訓練後の講評で、西川一誠知事は「受け入れ自治体の拡大や内容の向上が行えた」と評価。荒木真一内閣府大臣官房審議官は「最低限のことはトラブルなくできた。細かい部分で向上するためにやるべきことはある」と述べた。

 

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