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台風20号 県内3人けが 小浜で1時間65・5ミリ降水

住宅街に飛んできた金属製の屋根=24日午前6時54分、小浜市和久里で

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 四国・近畿地方を縦断した強い台風20号は二十三日深夜から二十四日未明にかけて福井県に最も近づき、日本海に抜けた。福井地方気象台によると、小浜で午前三時三十三分までの一時間の降水量が六五・五ミリと、観測史上最大を記録。敦賀では午前零時五十分に最大瞬間風速三七・五メートルを観測した。けが人や家屋損壊、漁船転覆が相次ぎ、収穫期を迎えたナシが落果する被害もあった。雨や強風は早朝まで続き、交通機関も乱れた。

 土砂災害警戒情報を四市町が発令し、県は午前三時過ぎに災害対策連絡室を設置した。気象台は大雨警報を十一市町に、洪水警報を十市町、暴風警報を十五市町にそれぞれ出し、注意を呼び掛けた。

 県によると、強風で七十〜八十代の女性三人がけがをした。午前零時半ごろ、南越前町の七十代の女性が、国道305号を軽乗用車で走行中に突風にあおられて横転し、手首にけがを負った。ほかに大野市の七十代と、越前市の八十代女性が割れたガラスを踏んで軽傷。

 北陸電力と関西電力によると、二十三日夜から二十四日までに、県内で延べ約四千七百四十戸が停電となった。

 交通も乱れ、JR西日本金沢支社によると、金沢−大阪間、金沢−名古屋間の始発から特急十二本、普通二十三本を運休した。道路では、舞鶴若狭自動車道が上下線で一時通行止めとなり、県道越前織田線などでも通行制限があった。

 台風通過後の県内は、南から北上した湿った大気が入り込んだ影響で、気温が上昇。福井で三五・五度、坂井市春江と美浜で三五・二度と三地点で猛暑日となった。本紙の調べでは午後五時までに、中等症三人、軽症二人が熱中症の疑いで搬送された。

  (青木孝行)

 

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