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県内9市町システム障害 原因報告来年7月ごろ

事務組合と管理会社 復旧長期化を陳謝

損害賠償 応じる方針 

 県内九市町の行政システムで障害が発生した問題で、福井坂井地区広域市町村圏事務組合とシステムを管理する福井システムズ(坂井市)は二十一日、あわら市議会全員協議会で中間報告した。障害が長期化したことに陳謝する一方で「原因は判明していない」と説明。新たに構築するシステムに移行する来年五月以降に調査を行い、原因の結果報告は同七月ごろになるとした。 (中田誠司)

 障害は、システムに使用する通信ソフトの更新に伴い、七月二十二日午前二時四十分に発生。正常に動作していない機能を最初から作り直すことで、同三十日午後に完全復旧した。

 システム障害の原因調査が遅れることについては、復旧作業で解析に必要な動作記録が取得できなくなったことや現在稼働するシステムへの影響を挙げた。復旧作業が長期化したことについては、データ解析に時間がかかったことや大規模なシステムとネットワークの複雑化などとともに、「今回のような通信障害を想定していなかった」として、対策が不十分だったことを認めた。

 福井システムズによると、今後の対策について、現行システムには障害に備えた代替機器を九月中旬に稼働させる。その上で通信ソフトを使わずハードウエアの通信機器を使用し本番系と予備系を備えた新システムを来年五月中に稼働し、業務を移行させる。また、ソフトウエア更新などの際の事前検証は、予備システム環境で行うことでトラブルを予防するとした。

 全員協議会には事務組合の佐賀雅治事務局次長と福井システムズの川崎敏明社長らが出席。事務組合側は原因調査と是正案の構築を指示しているとし、「損害賠償については被害三市町で被害額を積算している」と説明。川崎社長は「(通信障害の)リスクを想定したシステム構成ができていると思っていた」と陳謝。損害賠償請求には応じる方針で、対策に必要な費用も全額負担するとした。

 坂井市によると、二十四日に市議会全員協議会で説明を受ける。

 

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