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復興ランドセル今年も 熊本の震災忘れないで

山田さん(越前市)10年継続へ

ランドセル販売を通じた復興支援を続ける山田耕一郎さん=越前市のイクラボ武生店で

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 今春新入学した小学一年生が背負う熊本城(熊本市)をイメージしたランドセル−。二年前の地震で大きな被害を受けた熊本の一日も早い完全復興への願いが込められている。企画したランドセル販売店オーナーの山田耕一郎さん(45)=越前市平出二丁目=は「震災を忘れてほしくない」と、ランドセルを通じた支援を続ける。 (中場賢一)

 山田さんは、カンコー学生服代理店「山耕」(越前市小松二丁目)の社長で、ランドセル販売店「イクラボ」のオーナーを務める。ランドセルは、熊本県御船町で歯の化石が出土した肉食恐竜「ミフネリュウ」のイメージ画を、ふたの裏にデザインした特別仕様。熊本城にちなんで黒色を基調としている。

 ランドセルの購入者には六年間、阿蘇市の地サイダーや乳製品など熊本県の特産品を毎年贈ることにしており、昨年六月に販売を開始。年間三十個限定。県内外から反響があり、一年目は八月には完売した。この取り組みは十年間続ける予定で、今年も五月から販売を始める。山田さんは「時間がたったら忘れてしまう。地震があったことに関心を持ってもらいたい」と、一時的ではなく継続した支援にこだわりを持っている。

 復興への思いが人一倍強いのは、妻の貴子さん(42)が熊本県出身であるだけでなく、自身も二十代のころ熊本で仕事をしていたことや、福井市と熊本市が姉妹都市だったからだという。

 熊本県内には、現在も道路が完全に復旧していない地域や、仮設住宅で暮らす人たちがいる。貴子さんは夫の取り組みを「本当に良いこと。復興に関わることなので、すごくうれしい」と感謝する。

 山田さんは「特産品が届くことで、熊本を思い出し、家族で遊びに行ってもらいたい」と、現地に足を運んでもらうきっかけにしてもらうことが復興につながると信じている。

 復興支援ランドセルは、イクラボの福井店(福井市大和田二丁目)と武生店(越前市村国一丁目)で取り扱う。(問)イクラボ福井店=0776(89)1882、武生店=0778(42)8377

 

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