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坂井市長に坂本氏4選 投票率伸びず52・40%

4選を果たし、バンザイする坂本憲男氏=15日、坂井市春江町藤鷲塚の事務所で(山田陽撮影)

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 十二年ぶりの選挙戦となった坂井市長選は十五日に投開票され、現職の坂本憲男氏(71)=自民推薦、坂井市三国町下野=が、新人でビル管理会社員の東外喜夫(ひがしときお)氏(68)=金沢市額(ぬか)新保一丁目=を破り四選を果たした。当日有権者数は七万四千九百五十九人。投票率は二〇〇六年の80・60%を大幅に下回る52・40%だった。

 坂本氏は昨年十二月の市議会で四選出馬を表明。小中学校の耐震補強や大規模改修、幼保一元化、丸岡町竹田地区の整備、ゆりの里公園のリニューアルなど三期十二年の実績を強調し、優位に選挙戦を展開した。

 「笑顔」をキーワードに、若者のUターン促進や結婚・子育て支援の充実とともに「住みたいまち」として選ばれるようにシティーセールスを強化することなどを掲げ、幅広い層から支持を集めた。東氏はポスターや選挙公報頼みの運動手法に加え知名度の無さが響き、支持は広がらなかった。 (中田誠司)

盛り上がらず

 現職と新人の一騎打ちで十二年ぶりの選挙戦となったのにもかかわらず、坂井市長選は全く盛り上がらずに終わった。三期の実績とその延長にある公約を提示した坂本氏に対して、東氏は市民に選択肢を示したとはいえなかった。

 坂本氏が昨年末に出馬表明して以降、具体的な出馬の動きはなく、無投票と思われていたところへ東氏が立候補。市の将来をどのようにしたかったのか告示日の会見でも明確な説明はなく、文書のコピーを貼り合わせた選挙ポスターと合わせ、困惑した市民は多かった。「意義を見いだせない選挙」に投票するむなしさを市民が実感したことだろう。

 市内から対抗馬が出なかったことは坂本氏の実績に対する評価といえるが、市政への無関心の表れであれば、まちづくりの人材育成に力を入れてきた市にとっては寂しい結果だ。

 市誕生から四期十六年を任される坂本氏には、少子高齢化対策や新幹線開業に向けての東尋坊観光へのてこ入れなど、市の課題解決に向けた手腕が改めて問われる。 (中田誠司)

坂井市長選開票結果

当 32,288 坂本憲男 71 無現<4> =自

  5,361 東外喜夫 68 無新 

坂本憲男 71 無現<4>

市長(元)三国町長・町議長・県町村議長会長・運送会社社長▽近畿大▽三国町下野=自

 

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