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雪の捨て場がない 越前市積雪130センチ

観測史上最大の130センチの積雪の中、力を合わせて道路の除雪に励む住民ら=13日、越前市あおば町で(山田陽撮影)

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 古い町並み 車往来支障

 一九八九年の観測開始以降で最大の積雪量一三〇センチを記録した越前市では十三日、昭和や大正時代の建物が並ぶ古い町並みで市民らは除雪に追われ、住宅が狭い道路に面した住民からは、屋根雪を下ろすことができないなどの不安の声が上がった。=<1>面参照 (山内道朗)

 空前の積雪で市街地中心部では、重機による除雪で道路脇に高さ二メートルほどの雪山や壁が至る所にでき、車の往来に支障が出る箇所もあった。古い家屋や店舗が並ぶ武生柳町では、天候が一時的に回復した午後から、住民らが車道にまではみ出した自宅前の雪山をスコップなどで除雪。小柳共栄さん(75)は「空き地や協力を得られる寺の駐車場に雪を捨てているが限界。これ以上は捨てる場所がない」と、再び雪が激しく降り始めた空を恨めしそうに見上げた。

 戦災や震災に遭っていないことから、市街地中心部には雪がないときでも車一台がやっと通れるほどの狭い道が多く残る。そうした地域の住民らは「屋根雪下ろしができない」と訴える。国府一丁目にある自宅二階の屋根雪を、棒でたたいて少しずつ落としていた年配女性は「屋根雪は道路に落とすしかないが、本格的に落とすと他の住民が通れなくなる。下ろすときには住民との相談が必要」と話し「今冬はまだ下ろしておらず、戦前の古い住宅なので心配」と不安そうだった。

 十日からの三連休で屋根雪を下ろした市民も多く、市指定の雪捨て場も混雑した。市街地中心部に近い日野川右岸の帆山橋付近では、荷台に雪を積んだ軽トラックなどが続々と訪れた。同市大虫町のパート従業員、江端健治さん(74)は「自宅と雪捨て場を四往復したがまだ片付かない」と話し、妻の豊子さん(68)とスコップで荷台の雪を下ろしていた。

 

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