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福井のアナグマ東京へ 「ジビエでおいしさベスト3」

作ったアナグマの料理を渡辺高義代表(左)に説明する有馬邦明さん=福井市西別所町で

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イタリア料理 27、28日にイベント

 福井市殿下地区で捕れたアナグマをメインにした食事イベントが二十七、二十八両日、東京都内のイタリアレストランで催される。肉を提供するふくいウエストサイドジビエの会の渡辺高義代表は「田畑を荒らすこともあるアナグマが東京などで売れれば一石二鳥」と話し、有効活用のきっかけになればと期待している。

 主催するのは、食に関する雑誌も出版しているプレジデント社(東京)。担当するdancyu webの江部拓弥編集長によると、アナグマは愛好家などの間では「ジビエの中でベスト3に入る」と言われるほどおいしいが、都会では手に入りにくい。福井市東京事務所の職員から市内でアナグマが捕れることを聞き、イベントを企画した。

 イベントでは、アナグマなどジビエ料理を提供している「パッソ・ア・パッソ」(東京)のシェフ、有馬邦明さんが腕を振るい、殿下地区で捕れたアナグマの肉約十キロや福井市産の野菜などを使ったイタリア料理のコースを提供する。

 渡辺さんによると、殿下地区ではかつて、猟師などがアナグマをすき焼きなどにして食べることも多かったが、現在は食べる人が減っている。農作物への被害を減らすため、近年は秋の猟期だけでもアナグマを地区内で二十〜三十匹ほど捕獲しているが、中には食べずに廃棄してしまう人もいるという。

 四、五両日には、イベントで使う食材を探すため、有馬さんやプレジデント社の担当者が市内の農園や市中央卸売市場など八カ所を視察した。西別所町にある同会のジビエの加工場も見学。近くの渡辺さんの自宅では、有馬さんが地区のアナグマを使ったスープや野菜煮込み、卵とじなどイタリア料理七品を調理した。

 有馬さんは、同会が加工したアナグマの肉を「田畑がある環境で育ち、適切に加工されているので、脂の香りが良い」と評価。料理を試食した渡辺さんは「においもなく、女性にも食べやすそう。イベントを通じてアナグマのとろとろとした脂のおいしさを知ってほしい」と話した。 (片岡典子)

 

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