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ブランド化 販売に期待 地理的表示保護制度

 地域の農林水産物や食品をブランドとして守る農林水産省の地理的表示(GI)保護制度の登録対象に決まった「上庄さといも」と「若狭小浜小鯛ささ漬」。十日の発表を受けて、それぞれの生産者団体関係者は一層の販売推進に期待を寄せた。

若狭小浜 小鯛ささ漬 

11社が味競う

塩や酢で味付けしたレンコダイを小さなたるに詰めた「若狭小浜小鯛ささ漬」

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 若狭小浜小鯛ささ漬の生産者団体・協同組合小浜ささ漬協会理事長の田村均さん(66)=小浜市広峰=は「小浜の名産としてあらためて認められた。すごいことだ」と喜ぶ。

 市によると、明治期に漁獲が増加したレンコダイを京都へ届けるため、小浜の魚商人と京都の取引先が共同開発したのが起源。

 現在、市内11社が協会に加盟。塩や酢の使い方を微妙に調整しながら独自の味を追求、互いに競い合っている。

 酒のさかなとして家庭で親しまれるが、生ハムの登場など、近年は競合する加工食品は数多い。田村さんは「登録でさらに認知度は上がる。これを契機に販売など一層力を入れていきたい」と加盟各社の今後に期待する。 (池上浩幸)

上庄さといも 

優良系統守る

大型選別機に手作業も組み合わせて仕分けし、出荷される「上庄さといも」

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 上庄さといもを生産する大野市上庄地区は、豊富な河川水と昼夜の寒暖差、扇状地による排水良好な土壌が適地となり、室町時代には栽培されていたとの記録もある。JAテラル越前営農政策課の宮沢浩一課長は「サトイモとしては全国最初の登録で非常に光栄」と登録を歓迎する。

 一九七〇(昭和四十五)年のコメの生産調整(減反)を契機に、上庄農協(現JAテラル越前)を主導に生産が本格化。八九年に共同選別所を設けてから集出荷量が飛躍的に増大した。

 二〇一一年には専用カメラで形や大きさを自動選別する大型選別機を導入。手作業での選別を組み合わせて高品質の出荷を続けている。種イモの選抜も継続的に行い、優良系統の維持が図られていることも高評価につながったようだ。

 宮沢課長は「国のお墨付きをいただいたことで高ブランド化をさらに進め、地区の収入安定につながれば」と期待を込めた。 (藤井雄次)

 

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