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安保は?憲法は?消費税は? 県民注目の争点

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「見えにくい」の声も

 十日公示の衆院選まで一週間を切った。だが、新党の立ち上げや各党の合流・分裂の動きが相次ぎ、対決の構図は目まぐるしく変わっている。各党間の政策論争の行方が不透明な中で、各地で聞いてみた。「あなたが考える衆院選の争点は何ですか」 (衆院選取材班)

 三日夕、JR福井駅西口の屋根付き広場ハピテラスに来ていた勝山市鹿谷町本郷の会社員山内佳佑さん(28)は「争点は安全保障」と即答。「北朝鮮やイラク、シリアの問題にどう対応していくか。それが問われている」と続けた。

 敦賀市の研究施設で開かれた原発関連のセミナーに来ていた福井大大学院工学研究科博士課程一年、浅原章さん(25)は憲法改正を挙げた。「北朝鮮情勢が不安定であり、安全保障関係も気になる。そうなると九条改正も絡んでくる」と説明した。

 憲法改正の是非は国論を二分するテーマだが、政局は日々刻々と変わっている。浅原さんは「野党に落ち着きがなくて信頼できない。早く態勢が固まってくれないと、どの観点で候補者を選べばいいのかも分からない」と漏らす。

 福井駅前のバス停から帰宅途中だった福井市の会社員宮本ゆきさん(24)にとって、争点は消費税率の引き上げの是非だ。各党は使途の変更や税率引き上げの凍結の検討などを訴えている。宮本さんは「消費税が上がることに反対。物の値段が上がれば、消費者の買い控えが生じて経済が回らなくなり、景気が悪くなるのではないか」と心配する。

 坂井市内のスーパーに夕飯の買い物に来た地元の女性(68)は「争点を見いだせない」と嘆いた。「自民党はアベノミクスを加速させると言うが(恩恵の)実感はない。野党が森友・加計学園問題を説明すべきだというのはもっともだけれど、それでは議論がかみ合わない」と困惑する。

 大野市中丁(なかようろ)の僧侶藤原誠永さん(82)は、少子高齢化対策が争点と考える。昨年十月現在の市内の高齢化率は34・8%。勝山市と並んで県内の市で最も高かった。「産業に乏しく、人口減少が進む地方は疲弊し、観光産業などで生き残りを図っている。社会保障費が増大する中で、税収をいかに増やしていくのかが課題」と話した。

 勝山市の団体職員の男性(62)は「争点や政策の違いが見えにくい。小池百合子東京都知事を中心に(事実上の)選挙戦が進んでいるように思える」と話した。

 

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