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福井発

選管“青天のへきれき”

地域行事修正余儀なく

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 不意打ちの形で決まった衆議院の解散総選挙。十月十日公示、二十二日投開票の日程ですでに動きだしており、県内各地で予定されていた行事にも影響が出ている。「せっかく準備していた行事が中止になった」「降って湧いたような選挙に右往左往している」。二十八日の衆院解散を前に、各地の選管の担当者からため息が漏れている。 (衆院選取材班)

 県内で最も有権者が多い福井市。麻生津公民館では二十二日に地区感謝祭が予定されていたが、選挙の報道を受け、十一月五日に延期することになった。公民館の担当者らは感謝祭で発表する団体に電話し、公民館に張り紙を出して、日程変更を周知している。担当者は「公民館を利用するお年寄りに、感謝祭はいつになったの、と聞かれることも多い」と困り顔だった。

感謝祭延期や防災訓練中止

衆院選に伴い地区感謝祭の延期を知らせる張り紙=福井市麻生津公民館で

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 福井市では、公民館や小学校など百九カ所に投票所を設ける。例年の選挙時に使用している施設のうち、小学校や公民館の計三カ所では地区の祭りなどが予定されているため、投票所を中学校などに変更した。

 あわら市では、二十二日に市民四千五百人が参加する防災訓練を予定していたが、衆院選の実施を受けて中止を決めた。市選管の担当者は「六月から市内の区長らと調整や準備をしてきたが、三百人弱の市職員で防災訓練と投票事務を両立させるのは難しい」と明かす。池田町でも二十二日に予定していた防災訓練の取りやめを決めた。

 大野市では、体育館並みの広さがある「結(ゆい)とぴあ」の多目的ホールを開票所にしてきた。だが、すでに「越前おおの産業と食彩フェア」の会場として使われることが決まっており、フェアの日程や会場の変更はできないため、結とぴあ内の会議室を開票所に充てる。市選管の担当者は「参院選や地方の選挙はある程度、日程を見通すことができるが、衆院選は国会議員と同じように、私たちも常在戦場です」と話す。

 越前市は市長選投開票日の二十二日に、衆院選の投開票が加わった。投票所や開票作業に職員の追加配置が必要になり、市選管の担当者は「全職員五百八十人のうち五百人以上を投入することになる。うち六十七人は投票所と開票の兼務になるだろう」と人手のやりくりに頭を悩ませる。

 二つの選挙の開票を迅速に進めるため、職員への講習会や実践的な練習をして、本番に備える予定だ。担当者は「一分一秒でも早く開票が終わるように努力したい」と話した。

 

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