トップ > 日刊県民福井から > 福井発 > 記事

ここから本文

福井発

「豆乳せっけん」開発 坂井の農事組合法人 12月本格販売

食品以外 初の商品化

 減農薬・有機栽培で在来種の青大豆栽培に取り組む、坂井市の農事組合法人「上江(うあえ)ファーム」が、豆乳せっけんを開発した。保湿力が高い主原料のオリーブオイルに、滑らかな潤いを与える豆乳とスクラブ効果で汚れを落とすおからの粉末などを加えて商品化。「素肌の為(ため)のせっけん」と大豆を意味する英語の「Soy」を掛けて「素為(そい)ソープ」と名付けた。

素材にこだわった「素為ソープ」(左が青大豆、右が黒豆タイプ)をお披露目する堀川清治代表(右)と藪内朋子専務=坂井市の「カフェ小春日和」で

写真

 同法人は二〇一一年に青大豆栽培を始め、翌一二年には豆乳や豆腐、厚揚げなどを発売。商品は黒豆を使ったものにも拡大し、インターネット販売や口コミで首都圏を中心に人気を呼んでいる。食品以外への展開は初めてで、堀川清治代表(67)は「豆乳を飲むことでおなかの中から健康になっていただき、せっけんで肌を磨いていただきたい」と笑顔で話す。

 豆乳せっけん開発のきっかけは、豆乳を手に塗ってみた常連客からの「しっとり、ツルツルになった。せっけんにできないの」との声だった。昨年八月から試行錯誤し、今年に入って富山市の化粧品製造・販売「やぶうち商会」と開発を本格化した。同社の藪内朋子専務(49)は「保湿成分を壊さないよう四十五度以下で撹拌(かくはん)し、成型後は二十度に保った室内で二カ月間乾燥させる」と、こだわりを明かす。

 豆乳にはタンパク質が多く含まれるため、原材料がうまく混ざらなかったこともあったが、豆乳を凍らせて化学反応を抑えることで克服。大きさや形、香りなどを決め、今月中旬にようやく納得がいく商品に仕上がった。

 青大豆がラベンダーなど、黒豆がローズマリーなどの香り。ともに八十グラムで税込み二千二百円。顔や体、髪など全身に使え、モニターからは「洗い上がりがしっとり」などと好評という。

 十二月中旬からの本格販売を目指して準備中。堀川代表は「美容クリームや乳液などへも展開したい」と意気込んでいる。(問)上江ファーム=0776(51)8584 (北原愛)

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索