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福井発

金津劇的また逆転 「みんなでつかんだ優勝」

坂井あと一歩及ばず

創部以来初めての県大会優勝を果たした金津

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金津−坂井10回表金津2死二塁、左越え2点本塁打を放ちハイタッチする高桑(左)=いずれも福井市の県営球場で

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金津−坂井金津7回表、田中の内野安打で1点を挙げ6−6に追い付く=福井市の県営球場で

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 福井市福町の県営球場で24日、第139回北信越地区高校野球県大会の決勝と3位決定戦が行われ、金津がシードの坂井を破り、創部以来初めて県大会で優勝した。3位決定戦では、福井工大福井が北陸に快勝した。4強入りした金津、坂井、福井工大福井、北陸は10月に県内で開かれる北信越地区大会に県代表として出場する。

 ○…中盤から追い上げた金津が延長十回に高桑の左越え2点本塁打で勝ち越し、シードの坂井を撃破した。

 金津は2点を追う七回、1死満塁から、敵失と田中の内野安打で追い付いた。

 坂井は三回に石川の左越え3点本塁打で先制。しかし同点とされた七回以降、九回まで毎回走者を出しながら後続を断たれ、勝ち越せなかった。

延長十回に決着

 最後は夏の王者を撃破した。強豪校を次々と破り、創部以来初の決勝の舞台に臨んだ金津。今大会の戦いぶりを象徴するような厳しい試合を逆転で制し、「みんなでカバーし合い、みんなでつかんだ優勝だった」(斎藤滋監督)。

 決勝でも球威のある斉川隼大を先発にし、緩急を駆使する田中彰馬にスイッチする必勝リレーで臨んだ。斉川が予想以上に早い三回に捕まり5失点。この回途中から登板した田中が粘り、5回1/3を1失点に抑えて流れを呼び込んだ。

 四回以降を抑える要因となったのは相手の狙いを読む冷静な判断。5失点の場面で、コーナーを突く球を相手打線が振ってきていることに指揮官は気付いた。「あえて真ん中に球を集めろ」。捕手の高桑篤耶はボールとストライクが際立つ配球をし、投手は思い切り腕を振ることだけを心掛けた。

 流れに乗った金津は好機を逃さなかった。1点差とした五回に、相手マウンドに嶋田勘人が立つとベンチの雰囲気が変わった。指揮官は「八月の試合では、内角高めに投げられて打てなかった。内角をつぶすためにもバッターボックスぎりぎりに立て」。打つポイントを前にして引っ張ることを心掛け、延長十回でけりをつけた。

 苦しい試合を何度も逆転して上り詰めた頂点。指揮官は試合後、涙を浮かべ、喜びをかみしめた。「自分たちの野球をやり切っただけです」 (谷出知謙)

 ▽決勝 (県  営)

金津0000402002―8

坂井0050010000―6

(延長十回)

(金)斉川、田中、石丸−高桑

(坂)帰山慎、嶋田−石川

本塁打石川(坂)、高桑(金)

 

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