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焼夷弾展示 平和を願う 福井空襲で投下 

展示された焼夷弾の筒を珍しそうに見る子どもたち=越前市中央図書館で

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越前市の図書館池田の男性が託す

 一九四五(昭和二十)年七月の福井空襲で投下されたとされる焼夷(しょうい)弾の筒が、越前市高瀬二丁目の市中央図書館で展示されている。筒は人から人へ伝わり、所有していた池田町の男性の「戦争を繰り返さないで」という願いが込められている。 (山内道朗)

 六角形で金属製の筒は長さ四九・五センチ、直径最大七・七センチ。中は空洞になっている。池田町定方に住んでいた内藤奥忠さん(83)の父奥治郎さんが戦後間もないころ、福井市の建設現場で同僚から譲り受けた。奥治郎さんが亡くなった後も自宅で保管してきたが、奥忠さんが町内のサービス付き高齢者向け住宅に転居したため今年四月、本紙記者に「平和のために役立ててくれる人に渡してほしい」と譲り渡した。

 七月下旬に記者が中央図書館でのパネル展「旧武生の戦争秘話」(九月六日まで)を取材した際、焼夷弾の筒のことを知った図書館側から、パネル展で紹介するため貸し出しを依頼された。

「平和のために役立ててほしい」と焼夷弾の筒を託した内藤奥忠さん=池田町常安で

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 会場では、ケースに入れて展示。焼夷弾は、子爆弾と呼ばれる同タイプの筒を大量に束ねて投下し、空中分解して地上に落下すると燃え上がったことなどの説明を添えている。

 筒の前で足を止めてしげしげと見る来館者が多く、橋本美帆館長は「市民の関心は高い。生々しい戦争遺産で戦争の恐ろしさを知ることができ、平和の大切さを改めて感じるきっかけになっている」と意義を話す。内藤さんは「戦争はもう起きてほしくないという思いで見てほしい」と願っている。

 

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