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福井発

保護フクロウすくすく 親鳥とはぐれ助けられる

職員の腕に乗るまでに成長したフクロウ=大野市の県自然保護センターで

写真

つぶらな瞳のクリンちゃん

県自然保護センター きょう一般公開

 幼鳥のときに親鳥とはぐれ、弱っていたところを助けられたフクロウが、大野市南六呂師の県自然保護センターですくすくと育っている。職員が餌を与えるなど手厚く保護したかいあって人間にも慣れ、腕に乗って羽を休めるまでに成長。愛らしい姿を見てもらおうと、センターでは十三日にフクロウを一般公開する。

 ふわふわの白い産毛に覆われた幼鳥二羽が持ち込まれたのは昨年六月。保護した市民が二十日ほど世話したため、自身で採食行動ができない幼鳥を放すのは危険と判断したセンターは、人間の手で飼育することにした。

 多種多様な動物を保護し飼育しているセンターでもフクロウを幼鳥から育てたことはなく、タカを使って害鳥を駆除する石川県小松市の鷹匠(たかじょう)、吉田剛之(たかゆき)さんに猛きん類の飼育方法など助言を受けて育ててきた。

 一羽は残念ながら今年三月に死んだが、もう一羽は職員の手からウズラやネズミの肉をついばむほど元気になり、この八月で体長三〇センチ、体重八〇〇グラムに成長した。つぶらな瞳が女性職員から絶大な人気を得て「クリンちゃん」と名付けた。一般公開に向け、職員事務所に止まり木を置き、人間に慣れさせてきた。

 世話を続けてきた伴紀好(ばんのりこ)さんは「人間を恐れてなかなか餌を食べなかったフクロウが元気になってくれて良かった」と笑顔を見せ、松村俊幸所長は「まだまだ放鳥は難しいが、採食行動を覚えさせて自然に返すことができたら」と期待する。

 一般公開は午前十時半と午後二時半の二回。吉田さんによる鷹匠デモンストレーションに合わせて実施する。(問)県自然保護センター=0779(67)1655 (藤井雄次)

 

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