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Vol.1 命を救う活動を行う災害救助犬を知る

Vol.1 命を救う活動を行う災害救助犬を知る

地震や土砂崩れなどの現場で、瓦礫や土砂に埋もれた人々を見つけ出す災害救助犬。
こうした災害救助犬を訓練し、救助活動のボランティアを行うNPO法人「愛知災害救助犬協会」がこのほど設立20周年を迎え、去る10月1日に新・訓練所予定地で記念式典が行われた。
式典には、日頃から愛知災害救助犬教会の活動に協力する企業や関係者らが参加。
理事長のトーマス・ベルゾフスキーさんは感謝の思いを述べつつ、より活動や訓練に力を入れることを誓った。

阪神大震災をきっかけに発足 愛知県警と出動協定も締結

愛知県警災害対策課員(左)と特定非営利活動法人 愛知災害救助犬協会 トーマス・ベルゾフスキーさん

愛知県警災害対策課員(左)と特定非営利活動法人 愛知災害救助犬協会 トーマス・ベルゾフスキーさん

 協会発足のきっかけは、1995年に起こった阪神大震災。政府が外国からの救助支援決定に3日間もかけている様子を見たトーマスさんは「日本で救助犬を育てればもっと迅速に命が救える」と実感。すぐにアメリカ国家レスキュー協会の一員となる資格や災害救助犬訓練のプロフェッショナルの免許を取得し、ゴールデンレトリバーを迎えて災害救助犬の訓練を始めた。
 1996年よりボランティア活動を開始、第一回目の出動は矢作川の女子児童水難事件。以来、岐阜県のなだれ災害による行方不明者の捜索や台湾大地震の被災者の捜索救助など多方へ出動。その活動が認められ、14年1月には県内で初めて愛知県警と出動協定を締結。今年発生した熊本地震でも、警察と協力して捜索救助に携わったのだ。

自然豊かな岡崎市郊外に災害救助犬養成施設を設立予定

救助活動の炊事時に全面的に協力している「SOTO」の坂之上さん

救助活動の炊事時に全面的に協力している「SOTO」の坂之上さん

 現在、協会には3頭の災害救助犬、ジュニアとグーニー、ハルの他にこれから災害救助犬をめざす犬が数頭所属。トーマスさんはこれらの犬の訓練やハンドラー(※)を養成する場として岡崎市郊外に工場跡地を確保。ここに訓練・養成施設を作る予定だ。緑に囲まれた静かな場所で、犬とコミュニケーションを図る授業を行いながら、さまざまな訓練装置も設けて犬の訓練やしつけを行っていく。また自身の訓練や20年に及ぶ災害現場での経験をもとに、非常時に本当に必要なものやことは何かを伝えていきたいともいう。

※ハンドラー…災害救助犬を訓練して現場で一緒に活動する人

施設設立に多くの資金が必要 各地で募金活動も展開

(上)会場ではこれまでの活動内容をパネルや写真で紹介 (下)式典当日はトーマスさんとジュニアによるデモンストレーションも実施

(上)会場ではこれまでの活動内容をパネルや写真で紹介 (下)式典当日はトーマスさんとジュニアによるデモンストレーションも実施

 これまではトーマスさんと奥さんの野口英美子さんの二人三脚で協会を運営してきたが、数年後には訓練養成施設を創設し、ここを軸として若いハンドラーを増やしていく予定だ。また災害救助犬となる犬も増やしたいとも考えている。それには多くの資金が必要となる。現在、協会では街頭などさまざまな場所で募金活動を展開している。
 地震大国・日本において、災害救助犬の存在は将来的にますます重要となる。そのためにも早く訓練養成施設の設立が望まれるところだ。

皆様の温かい支援をお待ちしています!

写真

 愛知災害救助犬協会は、認定NPOとなるために、支援者100人以上の登録を必要としています。
 認定NPOになると、支援していただいた方の寄付金は税金控除の対象となります。また支援者の方は災害救助犬とのふれあいイベントなどにも気軽に参加していただけます。ぜひ、支援をよろしくお願い申し上げます。
 さらに愛知災害救助犬協会では現在、災害救助犬トレーニングセンターの開設をめざしています。設計や建築などの技術をお持ちの方で「こんな形で支援をしたい」という思いをお持ちの方も、ぜひお問い合わせください。
 私たちは、みなさまからの寄付金や募金、また講演活動などで活動費を補いながら、これからも災害救助を通して社会に貢献してまいります。

Vol.2 瓦礫の山で訓練を積み、災害現場で活躍

Vol.2 瓦礫の山で訓練を積み、災害現場で活躍

地震や台風などの災害現場で、鋭い嗅覚を生かして人命救助に活躍する災害救助犬。
「愛知災害救助犬協会」では災害救助犬を育成、これまでに25回もの現場で活動を行っています。
普段の訓練は地元の会社の厚意により、瓦礫の山で実施。
毎回変わる山の形や危険な足場もものともせず、2匹の災害救助犬ジュニアとグーニーは鋭い嗅覚と探知力で着実に力をつけています。
また協会では、現在新しい訓練所設立のために募金活動を展開。これらの活動の様子をお伝えします。

家屋解体の瓦礫の山で月に2回訓練を実施

人工的に負傷者の匂いを再現したものをあらかじめ瓦礫の中に隠し、しばらくして災害救助犬を放つとそれを探しだし、即座にハンドラーに知らせる訓練を場所を替えて何度も行う

人工的に負傷者の匂いを再現したものをあらかじめ瓦礫の中に隠し、しばらくして災害救助犬を放つとそれを探しだし、即座にハンドラーに知らせる訓練を場所を替えて何度も行う

 自然災害の現場で行方不明者の捜索を行う災害救助犬。岡崎市にある「愛知災害救助犬協会」では、20年にわたって災害救助犬の育成に全力を注いでいます。
 現在、災害救助犬として活躍するのはベテランのジュニア、中堅のハルと若手のグーニー。ハンドラーの指示を受けながら月に2回ほど、家屋解体の瓦礫の山で訓練を行っています。「日々瓦礫が積み重ねられるので、形は毎日変わります。形が同じだと犬はすぐに覚えてしまって訓練になりません」と愛知災害救助犬協会理事長のトーマス・ベレゾフスキーさん。「実際の災害現場はどんな風になっているのかわからない。だからこそこうした訓練が活かされます」。
 訓練は負傷者の匂いを人工的に再現したものを瓦礫に隠して実施。2匹とも、最初は瓦礫の周囲で匂いを嗅ぎながらうろつき、やがて匂いのもとを探し当てます。「風向きと匂いの密度を計算して探すのです」と話すトーマスさん。人間にはない優れた嗅覚と探知力に感嘆します。

「ぜひ有効活用を」とヤマガネ商事が提供

金安栄九さん

金安栄九さん

 この瓦礫の山を訓練所として提供するのは「ヤマガネ商事」の社長、金安栄九さん。「約15年前にトーマスさんが訪ねてきて、ぜひ犬の訓練に貸してほしいといわれたのが始まりです」と話します。自己責任のもとでなら、と金安さんは快諾。「世の中にとっていいことなら、ぜひ有効活用してほしい。犬がここで訓練を積んで、より多くの命を救うことができたらいいと思っています」と災害救助犬の活躍を期待しています。

年間200日以上にわたり商業施設や街頭で募金活動を展開

(上)ラシック前では多くの若い女性に協力いただいた。(下)普段のジュニアとグーニーは人懐っこく人気者だ

(上)ラシック前では多くの若い女性に協力いただいた。(下)普段のジュニアとグーニーは人懐っこく人気者だ

 現在、愛知災害救助犬協会は新しい訓練所設立のために募金活動を行っています。協会の活動に賛同するイオンモール大高、イオンモールナゴヤドーム前、イオン三好店で定期的に募金を実施するほか、ラシック前の街頭とお正月には豊川稲荷前で年間200日以上にわたって募金活動を実施。時には災害救助犬のグーニー、ジュニアがデモンストレーションを行うこともあります。また募金活動のほか、協会では次世代を担う犬を募集しています。「生後2ヶ月から3ヶ月のゴールデンレトリバーかラブラドールレトリバー、シェパードがいいですね」とトーマスさん。こうした努力のもと、災害救助犬の活躍の場はさらに広がっていきます。

ご協力をお願いいたします

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 愛知災害救助犬協会では、ボランティア活動や訓練養成施設のための資金を必要としています。街頭や店舗などで募金活動を行っています。尊い命を救うために頑張る災害救助犬の養成や活動に、ぜひともご理解、ご協力をお願いいたします。

皆様の温かい支援をお待ちしています!

 シリーズ1回目の掲載(中日新聞 10月28日掲載)後には、記事を読んでいただいたみなさんから「募金したいけど会場には行けないので、直接協会に支援金を振り込みたい」「毎月一定額の自動引き落とし募金はないのですか?」「災害救助犬に会って募金したいので、いつ・どこで募金活動をされますか?」など多くの質問や問い合わせをいただきました。たくさんのみなさんの温かいお気持ち、ご支援に深く感謝しております。
 また愛知災害救助犬協会は、認定NPOとなるために、支援者100人以上の登録を現在も必要としています。認定NPOになると、支援していただいた方の寄付金は税金控除の対象となります。支援者の方は災害救助犬とのふれあいイベントなどにも気軽に参加していただけます。ぜひ、支援をよろしくお願い申し上げます。
 さらに愛知災害救助犬協会では現在、災害救助犬トレーニングセンターの開設をめざしています。設計や建築などの技術をお持ちの方で「こんな形で支援をしたい」という思いをお持ちの方も、ぜひお問い合わせください。

Vol.3 災害救助犬育成のセンター設立へ

Vol.3 災害救助犬育成のセンター設立へ

自然災害の現場で、レスキューとともに鋭い嗅覚で人命救助に活躍する災害救助犬。「愛知災害救助犬協会」では災害救助犬を育成、これまでに25回もの現場で活動を行っています。
普段の訓練は地元の会社の厚意により、瓦礫の山で実施。2匹の災害救助犬ジュニアとグーニーはここで嗅覚や脚力を鍛え、力を磨いています。
現在、新しい訓練センターの開設に向けて思案中で、その施設内容と、訓練センター開設にかける想いをご紹介します。

災害現場を想定した訓練場 セミナーセンターも

訓練センターの構想(下)訓練所見取り図(案)

訓練センターの構想(下)訓練所見取り図(案)

 20年にわたり災害救助犬の育成に力を注ぐ「愛知災害救助犬協会」。現在はベテランのジュニア、中堅のハルと若手のグーニーが災害救助犬として活躍しています。
 今回、協会では3年がかりで「愛知災害救助犬協会・訓練センター」を開設することに決定。現在、その構想を企画中です。「まずは小型犬から大型犬まで、災害時の現場をリアルに想定した訓練と育成ができるエリアを作ることが第一です」と愛知災害救助犬協会理事のトーマス・ベレゾフスキーさん。「さまざまな訓練装置を設置し、犬とハンドラーがコミュニケーションを取れるような場所にしたいと思います」。またハンドラーの学びだけではなく、一般の飼い主に向けた各種セミナーを行うセミナーセンターも配置予定。吹き抜ける風や川のせせらぎなど、自然を五感で感じながら学べる場になればとも考えているそうです。また大型のモニターも配置し、「飼い主が飼い犬の目線になってコミュニケーションを図る方法など、ビデオで学んでより一層深い絆を築いてもらいたい」と話します。

災害救助犬候補やハンドラーも募集

金安栄九さん

 こうしたセンター設立とともに、「今後は災害救助犬とハンドラーの数ももっと増やしたい」ともトーマスさんはいいます。そのために大型商業施設などで年間約200回もの募金活動を展開。時にはグーニーやジュニアがデモンストレーションを行うなど、災害救助犬の重要性をより広める活動も行っています。「実際に災害が起こった場合、レスキュー隊が入れないような危険な瓦礫の中で災害救助犬は活躍します。こうした活動をぜひ多くの方々にご理解、ご協力いただきたい。これまでの20年間も、多くの方々のご協力やご支援のおかげで行ってくることができました。今後、さらにセンターの完成や災害救助犬、ハンドラーの養成のためにお力添えいただければと思っています」。
 ハンドラーに興味を持った方、また募金会場には足を運べないけれどぜひ寄附したいという方、さらに災害救助犬として最適なゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーの幼犬(2〜3ヶ月)を寄附したいという方はぜひ気軽にお問い合わせを。

皆様の温かい支援をお待ちしています!

募金の目印は、写真のノボリです。

募金の目印は、写真のノボリです。

 愛知災害救助犬協会では、ボランティア活動や訓練養成施設のために街頭や店舗などで募金活動を行っています。 尊い命を救うために頑張る災害救助犬の養成や活動に、ぜひともご理解、ご協力をお願いいたします。
 愛知災害救助犬協会は、認定NPOとなるために、支援者100人以上の登録を現在も必要としています。認定NPOになると、支援していただいた方の寄付金は税金控除の対象となります。支援者の方は災害救助犬とのふれあいイベントなどにも気軽に参加していただけます。
 さらに愛知災害救助犬協会では現在、災害救助犬トレーニングセンターの開設をめざしています。設計や建築などの技術をお持ちの方で「こんな形で支援をしたい」という思いをお持ちの方も、ぜひお問い合わせください。

特定非営利活動法人 愛知災害救助犬協会

〒444-0822 愛知県岡崎市若松東2-10-1

電話:0564-71-1811

URL:www.mis.ne.jp/~k-9

活動支援にご理解を得て、ご協賛していただいた各社・各店様(順不同)

  • ギャラリー・アトリエ かんしょ名古屋市中区門前町5-11
  • もりやま犬と猫の病院名古屋市守山区深沢2-101
  • あおい動物クリニック愛知県名古屋市東区葵2丁目7番2号
  • 犬の幼稚園 わんこラボ 白川店名古屋市中区栄1-24-38エムズハウス栄1B
  • 犬の幼稚園 わんこラボ 天白店名古屋市天白区元植田2-1903
  • 中京・愛知クライスラー
  • 株式会社 荒木海苔店愛知県名古屋市中村区名駅5丁目21-6
  • リバーサイドケア赤池愛知県日進市赤池町屋下373番地
  • 人形のすえまさ愛知県名古屋市名東区香流1丁目1501番地
  • 株式会社 知多繁愛知県名古屋市昭和区池端町1丁目18
  • 紳士服の林商店愛知県春日井市梅ヶ坪町90-1
  • アウトレット・ハヤシ愛知県西春日井郡豊山町豊場志水34
  • 篠木温泉 満天望愛知県春日井市下市場町3-13-1
  • お食事処 互楽亭愛知県名古屋市中区大須2-17-12
  • まいにち株式会社大阪府岸和田市土生町2-7-14
  • ミユキ洋服 滝子店愛知県名古屋市昭和区広見町1-7
  • 生活文化資源交流協議会名古屋市東区泉1-1-27
  • 株式会社 アサプリ三重県桑名市大字安永923番地
  • 長苗印刷株式会社愛知県名古屋市熱田区波寄町16-13
  • 株式会社 プリンター愛知県名古屋市守山区元郷2-1205

企画・制作/中日新聞広告局

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