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中日産業技術賞 特別奨励賞

エーワン H―debugger(デバッガ) AH7000

2006年12月8日 朝刊から



写真

デバッガのコネクターを持つ長谷川さん=愛知県春日井市のエーワンで

 冷蔵庫や掃除機などの家電製品を中心に、組み込んだマイクロコンピューターによる電子制御が広がっている。使用目的に応じたマイコンのプログラム開発を助けるのが、「デバッガ」といわれる製品だ。一般的に数十万円から数百万円と高額で中小企業が持つのは難しかった。エーワン(愛知県春日井市)は10万円を切る価格で提供。しかも90種類に上るコンピューターの中枢装置(CPU)に対応する製品とした。

 従業員は23人。長谷川正博開発設計グループ開発ツール担当マネジャーは「デバッガ事業は後発組。先行する他社との差別化を図った。高額なデバッガを購入する余裕がない中小企業の製品開発に役立つはず」と期待する。

ソフト開発 “ナビ”で自在

解説図

(解説図)エーワンのデバッガを使ったプログラム開発

 プログラム開発の初期段階は、設計や入力のミスから、正常に作動しないのが当たり前。デバッガは、マイコン製品を動かすプログラムデータを、製品に組み込むCPUへ書き込んだ上、正常に作動するか試して不具合を見つけるのに使う。

 いわば、コンピューター世界の「ナビゲーション」。開発者が自力で膨大なデータをたどる時間と労力を削減できる。

 多くのデバッガは、さまざまな機能別に多数の部品で構成されている。また、1台のデバッガが対応できるCPUは1種類から多くても10種類程度。CPUの新製品に対応するには、機器の更新が必要だ。

 エーワンは、機能の大半をプログラムソフト化して1枚のディスクに収めることで、製品本体の小型化と低価格化を実現。プログラムの追加により、多品種のCPUに対応できるようにした。

(肩書きや販売実績は2006年12月8日掲載当時のもの)

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