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中日産業技術賞 中日新聞社賞

大同特殊鋼 集光型太陽光発電システム

2011年12月1日 朝刊から


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集光型太陽電池パネルを開発した新分野事業部ソーラー部のメンバーら=愛知県東海市元浜町の大同特殊鋼知多工場で

光を集め効率発電

 大同特殊鋼(名古屋市)が開発した「集光型太陽光発電システム」は、レンズで光を集めて発電効率を高め、発電素子(セル)の使用面積を抑える技術。自然エネルギーへの関心が高まるなか、新たな太陽光発電技術として期待される。

 集光型は16センチ四方のレンズに対しセルはわずか7ミリ四方で、高価な高性能セルの使用が少なくて済む。従来の平面パネル型と比べ、セル面積あたりの発電量は1640倍、システム全体でも約2倍の発電効率だ。

 同社が豊田工業大(同)と共同研究を始めたのは2000年。集光による発熱をどう抑えるかという課題を、熱伝導性が高いアルミ素材を使って熱を逃がしやすくしたパネル設計で解決、09年に事業化した。

 支柱にパネルを置く設計のため、軽乗用車3台分のスペースで一般家庭14軒分の電力をまかなえる。さらにパネルは太陽に自動追尾するため日陰が固定されず、パネル下を農地や駐車場などとして活用できる。

 レンズは自動車のランプカバーと同じ成形技術を応用した樹脂製。羽生田智紀ソーラー部長は「自動車部品など幅広い分野からの参入が可能で、産業の裾野が広がれば生産コストを押し下げられる」と話している。

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