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富山ニュース

1区 田畑氏初当選 2区 宮腰氏 3区 橘氏

県内自民独占

 富山県内の小選挙区は、自民が三議席を独占して地力を見せた。議席死守に失敗した民主は県内の国会議員がゼロになり、組織存亡の岐路に立たされることになった。

 民主、自民と「第三極」の推薦候補が立つ県内随一の激戦となった1区では、自民新人の田畑裕明氏(39)=公明推薦=が民主前職の村井宗明氏(39)を破り、初当選。自民は、二〇〇九年の前回選で長勢甚遠元法相が村井氏に明け渡した県都の議席を奪還、保守王国の面目躍如となった。

 2区は自民前職の宮腰光寛氏(61)=公明推薦=が社民新人の東篤氏(52)らに貫禄勝ちし、六選を果たした。3区は自民前職の橘慶一郎氏(51)=公明、改革推薦=が、民主新人の朴沢宏明氏(37)らを下して再選。

 投票率は全県で56・89%となり小選挙区制導入後、最高だった前回を17ポイント近くも下回って、最も低かった〇三年の59・24%にも及ばず過去最低となった。

 自民は、長勢氏が三月に引退を表明したのを受けて後継者選びに着手。選考は首長や参院議員、県議の名前が上がる迷走を経て、九月下旬に田畑氏の擁立が決まった。

 田畑氏は党の組織力を生かして支持を拡大し、出遅れを挽回。十月の知事選では石井隆一知事の個人演説会に出席して顔を売ったほか、宮腰、橘両氏が応援に駆け付けるなど党の全面支援を受けた。

 文部科学政務官の村井氏はきめ細かな街頭活動を展開し、労組の支援も受けたが、議席を死守できなかった。

 無所属新人吉田豊史氏(42)は自民を離党して立候補。公示直前に日本維新の会、みんなの党の推薦を受けたが、及ばなかった。

 県連会長として初の衆院選に臨んだ宮腰氏は、保守地盤を背景に盤石の戦いぶり。元高岡市長の橘氏も、徹底した組織戦で他の候補を寄せ付けなかった。