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富山ニュース

田畑さん総力戦で勝利 1区39歳、若返り訴え

 富山県内三小選挙区では自民が議席を独占し、“保守王国”の強さを見せつけた。激戦の1区で自民新人の田畑裕明さん(39)が、民主前職の村井宗明さん(39)から県都の議席を奪還。2区で自民前職の宮腰光寛さん(61)、3区で自民前職の橘慶一郎さん(51)が安定した戦いで圧勝し、それぞれの事務所には喜びの声が響き渡った。民主への逆風にさらされた村井さんは、比例代表北陸信越ブロックでの復活当選もかなわず、民主は県内の議席を失った。

 悲願の県都議席奪還だ−。自民が富山1区で議席を失ってから三年三カ月。富山市太郎丸本町の田畑さんの事務所は、三十九歳の新人を国政の舞台に押し上げた喜びで沸き返った。事務所入りした田畑さんは、長勢甚遠元法相(69)に深々と一礼。長勢さんが「若く新しい田畑議員が誕生した」と気勢を上げると、集まった二百人が「私たちの時代だ」と、政権奪還の喜びに酔いしれた。2区で六選を果たしたばかりの宮腰さんも駆け付け、田畑さんは「宮腰さんや3区の橘さんのおかげ」と頭を下げ続けた。

 マイクを握った田畑さんは「円高是正、デフレ脱却をなし遂げます。日米同盟を堅持し、東アジアの発展に努めたい」と、決意を力強く語った。

 二〇〇九年夏、七選を期した長勢さんが、初めて民主の村井さんに1区の指定席を譲った。北陸信越ブロックの比例代表で復活当選した長勢さんも今春に引退を表明。自民の候補者選考は三たび白紙になるなど混乱する中で、名乗りを上げたのが田畑さんだった。

 「経験不足」「知名度が低い」という声に対しては「党の若返り」「保守主義」をアピールした田畑さん。党県連も2、3区の前職、県議を投入して、総力戦を展開していた。