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三重ニュース

川崎さんが圧勝 1区

支持者と握手して喜ぶ川崎二郎さん=津市一身田大古曽の事務所で

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 「三年三カ月前からの目標をようやく実現することができた」。川崎二郎さん(自前)は、投票締め切り後、まもなく当選確実の知らせが津市一身田大古曽の事務所に届くと、十回目の当選と政権を奪還した喜びを支持者らに語った。

 解散の直前、三十年以上しのぎを削ってきた民主前職の中井洽さん(70)が引退を表明。後継候補の擁立に手間取った民主など他陣営を尻目に組織をいち早く引き締め、序盤から優位に立ち、追い上げる維新を振り切った。中井さんに惜敗して比例復活した前回とは全く異なる追い風。「国民の期待は大きく、責任は重い。経済を一日も早く立て直す」と決意を述べた。

 初の国政に臨んだ松田直久さん(維新)は終盤の追い上げが届かなかった。県議や津市長時代、さらに敗れた昨年の県知事選と長年の支援を受けた民主と決別し、組織に頼らない選挙戦を展開。「維新の風」は期待よりも弱く、出馬表明が解散後にずれ込んだ遅れが響いた。津市港町の事務所で「何もないところから皆さんと頑張ってきたが残念な結果になった」と支持者に向かって敗北宣言した。

 橋本千晶さん(民新)は遅れを取り戻せなかった。党と連合三重、県議会会派の三者が結束して陣営を組む「三重県方式」の堅持を強調して臨んだものの、組織を固められずに大差をつけられた。民主の1区候補が敗れ、比例復活できなかったのは一九九八年の結党以来初めてとなる。橋本さんは津市羽所町の事務所で「私にもっと訴える力があれば…」と頭を下げた。

 岡野恵美さん(共新)は消費税増税反対や原発廃止を訴えたが浸透できず、津市乙部の事務所で「選挙期間だけでは訴えきれなかった」と声を落とした。