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石川ニュース

1区 馳氏が雪辱 2区 佐々木氏 3区 北村氏

県内自民独占

 石川県内は自民が石川1〜3区の全小選挙区を制した。1区は自民前職の馳浩氏(51)=公明、新党改革推薦=が、民主前職の奥田建氏(53)=国民新推薦=を大差で破り議席を奪還。2区は森喜朗元首相後継の自民新人佐々木紀氏(38)=公明、新党改革推薦=が、民主新人宮本啓子氏(65)=国民新推薦=を大きく引き離し圧勝。3区も自民前職の北村茂男氏(67)=公明推薦=が、民主前職の近藤和也氏(39)=国民新推薦=を抑え、前回の雪辱を果たした。

 自民の三小選挙区制覇は、郵政民営化を争点に自民が全国的に歴史的勝利を収めた二〇〇五年の衆院選以来。民主は議席を失い、解散前に民主四人、自民三人の計七人いた県関係衆院議員は自民三人だけに。森喜朗元首相も退く今後、石川の政治的な影響力維持も課題となりそうだ。

 小選挙区投票率は全県で61・92%で前回より13・75ポイント低下。〇三年の63・88%を下回り戦後最低となった。民主政権の迷走ぶりが政治不信を生み、政党乱立で争点もぼやけた低調な選挙戦を反映した形となった。

 1区は馳氏が豊富な活動量できめ細かく政治姿勢を訴え支持を拡大、前回の雪辱を果たし五回目の当選。大きく水をあけられた奥田氏は、支援する保守系と労組系の連携をはじめ陣営の結束が乱れ、逆風をまともに受けて惨敗した。

 2区は森元首相の後援会組織を引き継ぐ佐々木氏が、自前の支援組織も含めて全域でフル回転し盤石の戦いで初当選。出遅れた宮本氏らを寄せつけなかった。

 3区は長年自民が守った議席を前回失った北村氏が、雪辱を期して運動量を増やし、民主政権の迷走と自民の実行力を強調して支持を広げ三選。近藤氏はフットワークを生かし誠実な政治姿勢を訴え追い上げを図ったが、及ばなかった。 (衆院選取材班)