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岐阜ニュース

自民5議席 「王国」再び

 十六日の衆院選は、県内でも自民が圧勝した。政権交代の風が吹き荒れた二〇〇九年の前回は自民が1、3、5区で民主に敗れて初めて県内の小選挙区の議席を失ったが、今回は全五選挙区を再び独占して「自民王国」を復活させた。前回、比例も含めて七人が当選した民主は選挙区で全敗し、比例復活もできなかったため、県内の衆院議員が九年ぶりにいなくなる。第三極も振るわなかったが、維新が比例で議席を獲得した。 (衆院選取材班)

 小選挙区の投票率は前回より11・05ポイント低い62・04%。県選管によると、衆院選では戦後最低の記録となった。

 1区は自民前職の野田聖子氏が民主前職の柴橋正直氏を破り、雪辱した。前回は民主の比例単独で当選した未来前職の笠原多見子氏は支持が広がらなかった。

 2区は自民前職の棚橋泰文氏が圧勝。消費税増税に反対して民主を離党した未来前職の橋本勉氏は、既成政党の批判の受け皿になれなかった。民主新人の堀誠氏は出遅れた。

 3区では、前回、小選挙区で敗れて比例復活もできなかった自民元職の武藤容治氏が大勝。民主前職で環境副大臣の園田康博氏や未来新人の木村周二氏らを制した。

 4区は自民前職の金子一義氏が九選。民主から移った維新前職の今井雅人氏は、この区を地盤とする維新元職の藤井孝男氏の支援を受けたが、及ばなかった。民主新人の熊崎陽一氏は知名度不足が響いた。

 5区は自民前職の古屋圭司氏が民主前職の阿知波吉信氏らを破り、八選を果たした。

 比例では、維新の東海ブロック単独一位の藤井氏が当選。4区の今井氏も復活で当選した。

 自民と民主、共産の三党がすべての小選挙区に候補者を立て、未来が1〜3区、維新が4区に擁立。共産は民主、自民や第三極との違いを訴えたが、浸透しなかった。