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立候補予定者アンケート

関係強化すべき国 4割選ばず

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 中部九県の衆院選小選挙区立候補予定者二百一人を対象にした本紙アンケートで、日本が示すべき外交方針では、複雑な周辺情勢を反映するかのように選択肢をあえて選ばない意見が多くを占めた。信念や理想を表す座右の銘は十人十色。意気込みを示す威勢のいい言葉が多かった。

 「日本が最も関係強化を図るべき国・地域は」という質問に対し、選択肢を選ばない回答が、未回答を含めると全体の四割以上に及んだ。「一国・地域に絞れない」「決められない」など、その理由を述べているケースがほとんどで、難しい外交を迫られている日本の姿を反映した結果になっている。

 国別では「米国」の八十一人が一位で「外交や経済成長のパートナー」という見方が目立った。自民は三十七人と多く、「鳩山政権以来、損なわれた関係の再構築」「失った信頼を取り戻さねば」など、沖縄の米軍基地問題への民主政権の対応が批判の的になっている。

 沖縄県・尖閣諸島や島根県・竹島の領有権をめぐる中国、韓国との対立を受け「対日感情が良い」「経済成長が見込める」という理由で「東南アジア・インド」が十六人で二位に入った。

 「中国」は十四人、「韓国」は一人にとどまった。

◆座右の銘 回答さまざま

 座右の銘で、最も多い回答は「一人はみんなのために、みんなは一人のために」で8人だった。この言葉の出典は、19世紀の仏文学「三銃士」。主人公らが友情を誓うシーンで登場、ラグビーで自己犠牲の精神を表す言葉としても知られる。8人のうち生活の1人を除く7人が共産だった。

 日本共産党中央委員会の広報担当者は「他党よりも歴史が古く、他人のためにという立党精神が反映されたのではないか」と話し、集合離散を繰り返す最近の新党との違いを強調した。

 2位は「なせば成る」「一期一会」「継続は力なり」「人間万事塞翁(さいおう)が馬」で各4人。「初志貫徹」「有言実行」などの力強い言葉も並んだ。