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自公325議席獲得、政権復帰へ

当選者の名前に花をつける自民党の安倍総裁(右)と石破幹事長=16日夜、東京・永田町の党本部で(北村彰撮影)

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 東日本大震災後、初の大型国政選挙の第46回衆院選は16日、投開票が行われ、自民党が単独過半数を大幅に上回る294議席で大勝した。公明党と連立を組み、3年ぶりに政権復帰することになった。今月下旬の特別国会で、自民党の安倍晋三総裁が首相に選出される。自公の議席数は、参院が否決した法案を衆院で再可決できる3分の2の320を突破した。自民党は原発容認の立場で、脱原発が後退するのは確実。自民党と同じく改憲を掲げる日本維新の会は54議席で第3党となり、衆院では両党を合わせ改憲手続きに入ることができる3分の2を超えた。民主党は57議席で改選前の4分の1程度に減らす惨敗を喫し、2大政党の体制は崩れた。党代表の野田佳彦首相は代表辞任を表明した。小選挙区の平均投票率は59・32%と過去最低だった。

 安倍氏は18日に公明党の山口那津男代表と会談し、自公連立政権の発足に向け政策合意を結ぶ方針。少数与党となる参院の対応に関し、記者団に「法案ごとに理念が一致する党に協力をお願いしたい」と「部分連合」を組む意向を示した。

 安倍氏は2006年から1年間首相を務めた。戦後、首相再登板は故吉田茂氏以来。

 安倍氏は政権復帰で「安定した政治を取り戻す」と訴え、公示前の118議席から大幅に増やした。自民党は300小選挙区のうち237で勝利した。

 公明党は前回衆院選で獲得ゼロだった小選挙区で立候補した9人全員が当選。比例代表でも順調に議席を積み上げ31議席を獲得した。

 民主党は小選挙区で27議席しか獲得できなかった。野田首相は記者会見で「多くの同志を失ったのは痛恨の極みだ。結果を重く受け止めて代表を辞任する」と述べた。速やかに両院議員総会を開いて新代表を選出する方針も示した。

 日本維新は大阪の19選挙区中12で勝利。日本未来の党は公示前62議席から大きく減らし、9議席にとどまった。

 みんなの党は公示前8議席から18議席に増やした。共産党は比例で8議席を獲得。社民党は2議席。国民新党は鹿児島の選挙区、新党大地は比例北海道でそれぞれ1議席を確保した。新党日本、新党改革は議席ゼロだった。

 (中日新聞)