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愛知ニュース

候補者の横顔 <5区>

届け出順。各文末の数字は(1)最も感動した映画(2)愛読書(3)尊敬する人(4)至福の時間や場所

◆神田憲次さん(自新) 企業を元気にしたい 

 党県連の公募に応じた。出馬が決まったのは公示の九日前。「必死に街頭に立つだけです」と生まれて初めての選挙戦に臨む。

 中京大、愛知学院大の各大学院で学んだ後、名古屋で二十年以上にわたって税理士の仕事をしてきた。顧客やその取引先の倒産や自殺、夜逃げなどを間近で見聞きしてきた。

 「社会のひずみや矛盾が見えてくる。破産法も中小企業向けじゃない。法や制度をつくる側に回らないと、社会は変わらない」と政治家を志した。企業を元気にする仕事をしたいと願う。

 大分県出身。前衆院議員の衛藤征士郎さんは、またいとこにあたる。両親は「難しい世界だから」と出馬に反対したという。

 趣味は旅行。年に四、五回は出掛ける。海外で街を歩き、国内では神社仏閣を訪ねる。本人いわく「バツイチ」で独身。四十九歳。

 (1)「幸福の黄色いハンカチ」(2)起業家らの伝記もの(3)両親(4)夜、布団に入ったとき

◆小山憲一さん(維新) ぶれずに日本変える

 橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会が、三月に始めた政治塾で学んだ歯科医師。候補者の公募に応じた。

 「塾の仲間はみな、真っ白な純粋な気持ちで日本のことを考えていた。私も日本を変えていきたい」

 兵庫県姫路市に生まれ育った。愛知県との縁は、愛知学院大歯学部に進んでから。名古屋市や刈谷市の歯科医院に勤務した後、一九九三年に岩倉市内で開業した。のちに、妻の父親が北名古屋市で開いていた歯科医院も継いだ。

 青年会議所の勉強会で指導者論や地方自治などを学ぶうち、政治に興味を持つようになった。

 「経済は低迷し、首相は毎年のようにくるくると代わる。日本の信用がなくなってきた」と不満を抱いていた。「ぶれない、筋を通す政治家になりたい」と語る。妻と一男二女。五十二歳。

 (1)「ALWAYS三丁目の夕日」(2)歴史小説(3)織田信長(4)風呂とトイレ

◆藤井博樹さん(共新) 報われぬ社会に疑問 

 コンビニの社員として、店頭に立っていたことがある。同じ店でアルバイトをしていた学生が就職の内定を得られず、仕方なく派遣社員になる。そんな姿を何人も見てきた。

 「なんでこんなに頑張っているのに、報われないのか」と社会に疑問を持った。

 そんな時、図書館で党の機関紙を読んで「ルールのある経済社会にただしていこう」という主張に共感して入党した。今回の衆院選でも「セーフティーネットもないのに、あまりに格差が広がりすぎている」と街頭で訴え続ける。

 生まれも育ちも大阪で、仕事の都合で名古屋に移り住んだ。最初は食べ物にみそを付ける文化に驚いたが、今ではみそかつが大好物だ。大学時代に研究していたエジプト古代文明の展覧会や、寺社仏閣をめぐるのが楽しみ。一人暮らし。三十五歳。

 (1)「学校」シリーズ(2)「青春を山に賭けて」(3)両親(4)ラーメンの食べ歩き

◆赤松広隆さん(民前) 弱者の視点忘れない

 学生運動に身を投じていたが、政治家を志してはいなかったという。父親の故・赤松勇衆院議員の姿に「家族にも迷惑を掛ける、周りにも負担を掛ける」と感じていた。労働組合の活動を通じ「社会の矛盾を解決するには、政治で頑張らないと」との思いを強め、三十歳で県議になった。

 民主党政権で農林水産相を務め、現在は党副代表。「率直に言って、弱者の視点が失われている」と反省を含めて、党の現状に危機感を感じる。それでも「前回マニフェストで約束したことをやり遂げさせてほしい」。

 次男が中学生の時は議員宿舎で同居し、三年間、毎朝弁当を作り続けた。「夜の付き合いがあっても、朝は六時には作らないといけない。なかなか大変だった」と笑顔で振り返る。長男は結婚し、次男は東京の大学へ。現在は妻と二人暮らし。六十四歳。

 (1)「私の頭の中の消しゴム」(2)特になし(3)名前を挙げられる人はなし(4)一人で料理をしている時

◆前田雄吉さん(未元) 浪人 庶民の痛み学ぶ

 かつて地盤とした6区から、故郷の清須市を含む5区に移って返り咲きを狙う。

 民主党議員時代、マルチ商法業界の擁護と受け取れる国会質問をし、業界から献金を受けていたことが発覚。前回は出馬を断念した。

 「法で規制し、合法な業者は認め、違反なら罰しようと考えていた。政権交代を目指す党の仲間に迷惑をかけると身を引いた」

 三年を超す浪人生活を「収入が激減し、安いパンを探して買った。庶民の痛みを学んだ」と振り返る。

 松下政経塾出身。学習塾を開いて生計を立て、政治家を目指していたころに生まれた長女がダウン症だった。福祉政策の貧弱さに政治への思いを強くした。衆院議員時代は、介助犬育成の環境整備にも力を入れた。

 かねて親しい河村たかし名古屋市長を「兄貴」と呼ぶ。妻と一女二男。五十二歳。

 (1)「影武者」(2)「ケネディの道」(3)ジョン・F・ケネディ(4)趣味である甲冑(かっちゅう)を手入れする時