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富山ニュース

野党ふがいない■白紙委任ではない 富山・石川 有権者の声

 自民大勝の結果となった師走の総選挙だが、富山、石川両県の有権者にはしらけた気分も漂う。「白紙委任ではない」と戒める声も相次いだ。

 富山市の会社員豊岡勲さん(39)は「年末で忙しく、候補者の政策を評価する時間がない。税金の無駄だった」と嘆く。「増税の前に政治家は自分たちの身を切ってほしい。そもそもなぜ公務員のボーナスが上がるのか」と不信感をにじませた。

 富山市の団体職員中川翔平さん(32)は選挙結果に「政権を託せる対抗馬がなかった」と野党のふがいなさを嘆く。与野党問わず国政には「若者の雇用や子育て支援の充実を」と訴えた。

 富山県砺波市の飲食店で働く女性(43)は「候補者の訴えに生活実感がこもっていない。心に響くものはなかった」と冷めた口調。同県高岡市の会社員男性(54)は民主党海江田万里代表の「アベノミクスは地方に及んでいない」という訴えに共感。「いろんな法案を棚上げして、なんでこのタイミングで選挙か」といら立つが、それでも自民支持という。「政権がころころ変わると、政治が滞る。それは避けたい」

 雪の中を投票に行った金沢市の元教員山下昭夫さん(82)は「立会人にも『次はもっと暖かいときにやってくれ』と冗談を言ったが、テーマもぼんやりして、何のための選挙か分からんかった」と漏らす。大勝した与党に「白紙委任と思わないでほしい。迷いながら考えながら政治を進めてほしい」とくぎを刺した。