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静岡ニュース

衆院選の入場券 転出者に発送忘れ 熱海市選管

 十四日投開票の衆院選で熱海市選管は十七日、市外に転出して三カ月未満のため熱海市で投票権があった有権者二百六十九人に、投票所入場券を発送し忘れたと発表した。このうち投票したのは期日前の一人だけだった。石井拓治選管委員長は「多くの人に告知がされず迷惑をかけた」と謝罪のコメントを出した。

 市選管によると、九月二日以降に市外へ引っ越した有権者は熱海市に投票権が残る。しかし、市内在住の有権者の入場券とは別の場所で保管され、職員が気付かないまま放置されていた。

 東伊豆町に転居した男性が投開票日後の十五日、熱海市役所を訪れ「入場券が届かなかった」と相談、発送漏れに気付いたという。

 有権者は入場券がなくても投票でき、公職選挙法上、入場券の交付は自治体の努力規定となっているが、長津利男・市選管事務局長は「多くの有権者は投票に入場券が必要と思っている」とおわび。十八日の臨時選管委員会で職員の処分を検討するという。

 今回、市が発注した入場券は印字が重なり読みづらくなるトラブルが発生。市内在住の二万八百七十二枚(三万三千六百三十三人分)の入場券にシールを貼って修正したため、市内向けの発送も最大四日遅れた。