文字サイズ

長野ニュース

【1区】篠原さん、激戦制す 民主再建へ決意述べる

万歳三唱で喜びを爆発させる篠原孝さん=長野市で

写真

 民主前職の篠原孝さんが、自民前職の小松裕さんを振り切って五選を決めた。

 午後八時に早々と当選確実の一報が入ると、支持者で埋まった長野市内のホールは拍手と歓声で沸いた。万歳三唱で喜びを爆発させた篠原さんは勝利宣言。「前回に続いて厳しい選挙だった。これからは安倍政権の暴走をストップするために先頭に立って戦う決意だ」と気を引き締めた。

 党への信頼が戻らない中、前回選と同様の厳しい戦いを強いられた。街頭演説はあまりせず、三十人規模のミニ集会を約六十回開き、支持層を着実に固めた。TPP(環太平洋連携協定)反対や農業者戸別所得補償制度の復活を訴えて農業関係者の厚い支持を受けたほか、原発再稼働への反対姿勢を打ち出し、安倍政権への批判票を取り込んだ。

 篠原さんは「自民一強では日本の政治は変わらない」と強調。五期目に向け「民主党再建のために、相当でしゃばって取り組みたい」と決意を述べた。

◆自民・小松さん、比例復活

比例復活を決め、花束を掲げる小松裕さん=長野市で

写真

 自民前職の小松裕さんは選挙区で落選したが、比例で復活当選した。開票を見守る長野市内のホテルに選挙区敗北の一報が入ると、集まった支援者からは「うそだ」「えー」とため息が漏れた。

 小松さんは「選挙区での当選を目標に戦ってきた」と悔しがったが「国会に送り出してもらい感謝の気持ちでいっぱいです」と述べ、支援者に頭を下げた。

 医師としての経験を生かして脳卒中対策基本法案にかかわるなど二年間の実績を強調して戦った。「責任と覚悟を持ち、北信のため、日本のために頑張りたい」と話した。

◆宮沢さん(次世代)風吹かず

議席を失った敗因を語る宮沢隆仁さん=長野市で

写真

 次世代前職の宮沢隆仁さんは、第三極への追い風が吹いた前回から一転して伸び悩み、議席を失った。

 長野市内の事務所で「次世代の党を選択したこと、訴えてきたことは間違っていないと思う。後悔はないが、知名度が低かった」と語った。

 日本維新の会公認で出馬した前回選は、四万票余りを獲得。八月に分党騒動の末、次世代に移った。選挙中は石原慎太郎最高顧問らの応援を受け、二十、三十代の無党派層の支持獲得を狙ったが、浸透しなかった。

写真