文字サイズ

石川ニュース

1区 馳氏が堅守 2区 佐々木氏 3区 北村氏

県内自民独占

 石川県内は前回二〇一二年に続き自民が石川1〜3区の全小選挙区を独占した。1区は自民前職の馳浩氏(53)=公明、改革推薦=が民主元職の田中美絵子氏(38)=社民県連推薦=を破り議席を堅守。2区は自民前職の佐々木紀氏(40)=公明、改革推薦=が圧勝。3区は接戦の末、自民前職の北村茂男氏(69)=公明推薦=が民主元職の近藤和也氏(41)=社民県連推薦=を抑えた。民主は前回に続き比例でも議席を獲得できず党勢維持が課題となる。

 県選管によると、三小選挙区合わせた投票率は49・16%にとどまり、急転直下の解散で野党勢力の準備不足が露呈し、盛り上がりに欠けた低調ムードがそのまま表れた。

 十月の金沢市長選の影響などで注目された1区は、市長選対応の批判の声をはねのけ党広報本部長の馳氏が六回目の当選。得票は前回から減らしたが、市長選でこじれた関係の修復を演出し反省の姿勢を前面に出し議席を守った。東京15区から国替えした田中氏は連合石川の支援も受けたが、組織力で劣り、知名度を生かし切れなかった。

 選挙区別の投票率は1区が43・12%で、前回比15・43ポイント減と最も下げ幅が大きかった。市長選の影響や、国替えなど候補の経歴への抵抗感で投票先を決めかねた有権者の多くが棄権した可能性も指摘されている。

 民主候補不在となった2区は「自民一強」の勢力図そのままに盤石の組織力を生かした佐々木氏が再選。3区は地道に支持を広げた近藤氏が、出身の中能登町のほか三市町で北村氏を上回り惜敗率九割超まで肉薄。しかし、北村氏は厚い保守地盤を引き締めて逃げ切り、一勝一敗だった対決を制し四選を果たした。 (田嶋豊)