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石川ニュース

自民執念 独占守る 衆院選開票 北村さん決意新たに

当選を果たし、谷本正憲知事(左)に握手で祝福される北村茂男さん=14日午後10時35分、石川県七尾市藤橋町で

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 「有権者の皆さんと約束したすべてを誠実に果たしていく」。午後十時半、七尾市藤橋町の北村茂男さんの事務所に当選確実の報が伝わると、待ちわびた支持者から割れんばかりの拍手と歓声が沸き起こった。予想以上の接戦を制し、四期目の議席を守った北村さんは口元を引き締め、支援に感謝した。

 前回選から二年間、総務大臣政務官や環境副大臣の公務で全国を飛び回り、地元に戻ってくる機会は減少。その間にライバルの民主元職近藤和也さん(41)は地域密着の地道な活動を展開し、主張の浸透を図った。選挙戦ではハンディを取り戻すため、広い選挙区をくまなく回り、住民の声を聞く機会を数多くつくった。相手の猛追を知ると、前々回選で敗れて味わった惨めさがよぎり、勝利への執念をたぎらせた。

 厳しい寒さと長距離移動で疲れた体を突き動かしたのは、有権者の思いを国政に届けるという「地方族議員」としての使命感。旧来型のバラマキではなく、地方も汗をかく政策の必要性を誠実に訴え続けた。長引く不況で疲弊し、少子高齢化が著しい能登に猶予はない。

 「3区を担うのは与党の枠内にいる自分しかいない。果たすべき役割がある」と決意を新たにした。