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福井ニュース

【2区】 高木さん、支持幅広く

支援者と一緒に当選の喜びを分かち合う高木毅さん(中)=敦賀市木崎の事務所で

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 前職一人と新人二人が立候補した福井2区は、地盤の敦賀市を中心に幅広く票を集めた自民前職の高木毅さんが、選挙区内の全四市七町でトップの得票数となり、圧勝だった。

 高木さんは、地方でも実感できるアベノミクス効果の実現や原発推進などを掲げ、自民や公明票だけでなく無党派票も取り込み、得票率は前回(57・9%)を超える61・5%。大票田の鯖江市では、比例代表へ回った自民前職の山本拓さんが得た前回地元票(一万六千九百九十五票)の八割を取り込み、得票率は59・2%。新たな選挙区となった地域での積極的な戦いが奏功した。

 民主新人の辻一憲さんは公示直前の出馬表明だったが、得票率31・1%と善戦。子育てや教育、社会福祉の充実などを訴えて主婦層中心に支持を集めた。民主や維新の支持層、地盤の越前市や父親で元衆院議員の故辻一彦さんの地元小浜市で着実に票を伸ばした。終盤は無党派層や反原発層なども取り込み追い上げを見せたが、届かなかった。

歯を食いしばり悔しそうな表情を見せる辻一憲さん=越前市塚町の事務所で

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 共産新人の宇野邦弘さんは、原発の再稼働反対や消費税増税の中止などを訴え続けてきたが、支持拡大に苦戦した。 (山内道朗)

◆宇野さん、力及ばず

県民の切実な思いを確信した選挙戦を振り返る宇野邦弘さん=越前市家久町の事務所で

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 七度目の国政選挙も壁は厚かった。少ない人員で地道に街宣活動を展開してきた共産新人の宇野邦弘さんは「自民党政治がいかに変質してきたかを、有権者に分かってもらう努力と時間が足りなかったかもしれない」と、越前市家久町の事務所で振り返った。

 急な解散を受けて、選挙戦に慣れていない党南越地区委員会に事務所を構えざるを得なかった。他の候補者のような支援組織も少ない中で、広くなった選挙区を精力的に回った。

 「政権交代を問う選挙でなく、安倍政権の暴走をストップさせる党を選ぶ選挙」と、自民との対立軸を明確にする共産の存在を強くアピールした。「消費税増税は駄目、原発再稼働はやめてほしいという声は切実」。選挙戦を通して確信した思いを胸に、「大きく前進した党の力で、県民の期待に応えていきたい」と前を向いた。 (山本真喜夫)

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